ﾌﾂﾂｶﾓﾉﾃﾞｽｶﾞ、ﾖﾛｼｸｵﾈｶﾞｲｼﾏｽ（緑×紫♀ ﾊﾟﾛ）

久し振り過ぎて死にたい。
もう二度と更新しないなって思ってた、自分が。

「加速していくラストシーンは♪」って歌われたらもう堪んないよ。

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久し振り過ぎてやりたい事空回りしてる。

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パロの【井野辺さん家に嫁ぎます】設定です。

話軸は、【出会って】暫く経ってからって感じです。

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「えっと、あの、こう言う時、何と言えば良いか良く分からないが……」


そのでっかいリュックは何ですか？


「ああ、そうか、思い出した。
……フツツカモノデスガ、ヨロシクオネガイシマス」


くらり、目眩がした。






【I'm an inexperienced person,
　　　　　　　　but please take care.】









簡単な話だった。

家出して来た。


「いやいや、全然簡単な話じゃねぇ」

「あ、歯ブラシ忘れました。貸して下さい」

「後でコンビニで買って来い」



兄妹喧嘩したらしい。
てか、兄弟喧嘩位で家出するか普通？



「てか何で俺の家？！　友達ん家じゃ駄目だったのかよ？」

俺は男で、お前は女だぞ？

「……まあ、確かにアレルヤと言う手もあったな……。彼は気が弱いから押せば乗っ取れる」


彼？！！
男？！！！！


「すいません此処に泊まって下さい」

「何故謝る？」

「ティエリア様、俺のベッドを好きに使って下さい」

「何故敬語なんですか？」



許可するなり荷物を運び込むティエリア。
リュックとスクールバッグのみだが。
そして、セーラー服姿。


何でティエリアが俺を当てにしてるかと言うと、
つまり、その、気付くとソウイウ関係になってまして。

運命だったと言うと物凄くシックリくる程、自然とそうなっていた。



「で、家出した理由は？」

「………」


だよなー。
元から素直に話す様な性格でもないし、家出した理由なんて尚更話せない。



「ま、いいさ。狭い部屋だけど良いんだな？」


多分、数日すれば寂しくなって帰るだろう。まだまだ子供だからな。
その前に、耐えられるのか、ティエリアは？


話を聞いてれば、結構なお嬢様らしいじゃないか。
それが俺のアパートに下宿なんて無理だろう。

此処に初めて連れて来た時の反応は、
『狭い』『小さい』『これは食べ物か？』


まあ、世の中……と言うより一般を知る良い機会かもしれない。


てか、
女子高生と二人っきりって……え？
ヤバくない？



「あの…、ニール？」

「え？　あ、何だ？」

「僕……迷惑ですか？」


だから、その顔反則なんだって。


「馬鹿だなぁ、好きな女と一緒に過ごせて迷惑な訳あるか」

「すっ、すっ、すっ……。
って、貴方、今私を馬鹿って…！」

あーあ、顔真っ赤にしちゃって。



腹を立てたティエリアは我が物顔でベッドにどかりと座る。
尽かさず俺もその横に座った。

「ちょっと狭いけど、また一緒に寝ような？」

「……当然だ」

「かぁーわいいの」

「………」

「痛い痛い痛い」


俺の頬を抓るティエリア。
照れ隠しなのは重々承知なのだが、こんな調子じゃ彼女が帰るまでに俺は全身痣だらけになってしまう。



「因みに、『不束者ですが宜しくお願いします』って言うのは不適切だからな？」

「そ、そうなのか…？　じゃあ何と言えば良いのですか？」

「………お世話になります位でいいの」

「お世話になります……？」

首を傾げる姿。可愛い…。



これが、短い間の俺の天国の始まり。

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≪今回は気前良く区切るよー≫