こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです!
見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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拍手買えたので過去の物をうpします。
8月のは子供有りパロで夏祭りネタです。
-----
これは【幼妹パロ設定】の話です。
【ニールと出会いました話】の後日談となっております。
※あれから10年経った設定です。
超後日談。
-----------------
「あ、しまった」
ティエリアは夕方から雨が降ると天気予報で朝観た筈なのに。
土砂降り。
一瞬でも空の下に出たならば、忽ち水浸し。
「雨か」
隣に立ったのは自分より少し小さい男の子。
「せっちゃんは傘持ってるのか?」
「せっちゃんって呼ぶな」
「ああ…すまない」
そう呼び始めて10年経った。
未だにそれが抜けないでいる。
「高校生にもなってレインコートか…?」
「笑うな。あんな笑顔で渡されて、断れるか」
仏教面をいつも下げている癖に。そういう所は小さい時のまま。
マリナさんもマリナさんだ。
いつまで経っても刹那を子供扱い。
と言うか、16じゃまだ子供か。
「でも、それで今日は助かったな」
「ああ」
少し青の色を含んだ透明ビニール。
この歳でまだ似合うなんて。笑える。
「……そうだ、お前の兄に傘を持ってくるよう頼もうか?」
「…それもそうだな、頼む」
ニート生活をエンジョイしてる兄はこう言う時に役に立つ。
「こう言う時、携帯電話を持ってれば良かったと思うな」
「そうだな」
自分達は少し一般から外れていて、携帯電話と言うものが無くても特に困らない。
今困っているが。
外へ駆けて行く刹那。
青い背中が遠ざかって行った。
「あれ?」
急に懐かしくなる。
何に対して懐かしさを感じているか分からない。
以前夢で見たような。正夢か?
「あ」
あった。
前にもあった。
10年も前にあった。
同じシチュエーションだった。
違うのは自分達の年齢。
今と同じ、土砂降りの放課後。
刹那はレインコートを着て、「リジェネを呼んでくる」と言って走り出す。
今とおんなじだ。
自分の横を意を決して飛び出す生徒、傘を持ってきた運が良い生徒が駆け抜けていく。
にやけそう。
「ニール」
声に出すと耐えられず口元を押さえた。
名前もちゃんと覚えている。
髪も、目の色も。
声は低くなっているだろう。
何を話したかはあやふや。
だって小1。
近所だから、たまに見かける事があり、その時に少し挨拶を交わして。
彼も直ぐに中学に上がり。
通学時刻も合わなくなり、パッタリ綺麗に会わなくなった。
歳が5つも違えば。
あの時、兄達になんてニールの事を伝えたのだろう。
頑なに一緒に遊ぶなと言われた事を覚えている。
今だから彼の境遇が良く分かる。
だから彼が自分にあんなに優しく接してくれたと理解できる。
父親もいなくて、母親もいなくて、いるのは兄弟。
自分と同じだからあんな風に会話したのだと思うと、少し寂しくて、でも偶然にも同じ運命を辿ったのだと思うと少し不思議だ。
(彼はもう大人だな)
働いているか、大学にでも行ってまだ学生か。
刹那はどうなんだろう?
まだ親交があるのだろうか?
大きくなるにつれて、性別が理由でアレルヤもハレルヤも遊んでくれなくなった。
正直、未だに男の子と一緒にいる方が楽なのに。
そんな自分は久し振りに髪を切った。
流石にショートは怒られたので肩に着くか着かないか程度。
リジェネの希望で小学生の時に伸ばし始めた髪も、高校進学を機に。
この短さは小学校、此処に初めて来た時以来。
じゃあ、自分は10年も切ってなかったのか。
長いと、髪を乾かす時間が延びる。
兄に髪を乾かして貰うのが好きな自分はそれが理由で伸ばしていたような気がする。
小さい時は毎朝結ってくれたし。
(買い物、面倒だ……)
料理を覚えた自分は、今じゃ家事全般をこなす。
スーパーで今晩の食材を買おうと思っていたのだが。
(あ、タイムサービス)
兄妹で暮らす身。出来る限りの節約を。
でも学校から出たらリジェネとすれ違うかも。
でも今でないとタイムサービスに遅れる。
それで出た答えが刹那を追いかける。
リジェネにスーパーに来るよう伝えればいいんだ。
教科書が濡れるだろうか?
スクールバッグは一応、防水加工は多少してあるだろうけど。
鞄の中身を覗くと大量のラブレターが目に入ってギョッとする。
もし兄達に見付かったなら、学校に来て自分を見張りそうで怖いのだ。
申し訳ないが捨てるしかない。
せめてもと目を通すのだが、今日はそんな余裕も。
おもむろに一枚開けると今回は男から。
皆、自分は中性的だ、美人だと言う。じゃあ、お兄ちゃん達はどれだけ恰好良いんだ?
お姉ちゃん達はどれだけ美人なんだ?
「うあー……」
『結婚を前提にお付き合いして下さい』
たまたま目に入った文章がそれか。
たまに本当に熱狂的な奴がいるもんで。
(結婚……)
そうだ、今年で自分は16歳だ。
結婚できる年齢なんだ。だからか。
(結婚…?)
『大きくなったら結婚しよう』
急に蘇ったビジョン。
「うああああ!」
顔に火が点いた。
熱くて熱くてその場にしゃがんだ。周りが変な目で見ているが気にしている余裕がない。
蘇ったのは10年前の今日みたいな日。
土砂降りの雨。ニールと二人きりで兄弟待ち。
思い出した。思い出してしまった。
『じゃあぼくが赤ちゃん産んであげる』
「馬鹿! 僕の馬鹿!!!」
何て僕は馬鹿だったんだろうか。
例え6歳だったとしても恥ずかしい物は恥ずかしい。
ティエリアもそう言う事が分かるお年頃。どれ位の規模の爆弾発言だったか今なら十分に理解出来る。
何で蘇るんだ。
刹那だ! 刹那が未だにレインコートなんて着るから、それがきっかけで思い出してしまったではないか!
(もう…いやだっ!!!)
兄に、『大きくなったらブリングおにいちゃんと結婚する』とか言うレベルじゃない。
子供産む約束って何だよ?!
どうにかして体を冷やしたくて。
錯乱した頭は勢いよく生徒玄関を飛び出た。
濡れているのだろうが良く分からない。
ああ、ニールは覚えているだろうか。
小学5年生……微妙な年齢だ。
覚えていそうで怖い。
そんな不安を打ち消したくて走る。
帰り道をひたすら走り抜けた。
例え混乱していようとも、いつもの帰り道は脳にインプットされており、いつもの様に近道を抜ける。
(お兄ちゃんご免なさい!!
夕食は有り合わせで勘弁して下さい!)
こんな真っ赤な顔でスーパーなんて無理だ。
この細い道を抜ければいつもの大通りに出る。マンションはすぐそこだ。
出る瞬間、道路から車が出て来る。
反射神経の良い自分はちゃんと立ち止まる。
それ位の脳は残っていた。
残っていたのだが。
ばしゃん。
「…………」
見事に泥はね。
元々濡れていはいたが。白いセーラー服に茶色い染みが。
忽ち頭真っ白。
次から次へと。今日は何て忙しい日。
ぺっ、と唾を吐く。今日は何てついてない日。
すると、自分に泥を跳ねた車が止まったのだ。
本来なら「どうしてくれるんだ?!」と詰め寄りたいところだが、今日の自分はそうはいかない。
顔が熱くて、早く自分の部屋に引きこもりたいんだ。
「悪い!! 泥跳ねちゃったろ?」
車に乗っていたのは若い男性。
身長が高くて、ビシッとスーツを着ていて。
「あ」
アジア人種が多いこの地帯一体で、
髪が茶色で、目が碧くて、肌が白くて。
「あれ?」
「ティエリア?」
「ニール?」
重なる声。
ほぉら。
やっぱり僕は不運な人生を歩むんだ。
父親は死んで、母親に捨てられて、
恥ずかしい自分の過去を握る人物がこのタイミングで現れる。
『じゃあぼくが赤ちゃん産んであげる』
「僕は貴方の子供なんて産みませんから!!!」
「はあ?! …っておい、ティエリアなんだろ?!」
「放せ!! 僕はまだ15だ!! 16じゃない!!」
「何の話?! だからティエリアだよな?」
「あれは若気の至りだ!!」
「話噛みあわねー!
ティエリア変わんねぇなあ!」
僕はブリングお兄ちゃんみたいな人と結婚するんだ。
あれは手違いだ。
ニールは確かに優しかったし、お兄ちゃんみたいだったし。
でもこんな姿に成長するなんて。
背が高くて、でも癖毛は小さい時のままで。
ああ…、人はこんなにも変わるんだ。
不覚にもかっこいいなんて思ってしまった自分が悔しい。
「貴方と結婚するくらいならせっちゃんと結婚するんですから!!」
「ティエリア…お前数年ぶりに会ったと思ったら…、
何があったんだ……?」
「っち、まだ付き纏っていたのか、ニール・ディランディ……」
傘を差したティエリアの兄・リジェネは妹を発見したと思ったら見覚えのある顔が隣に。
忘れる筈もない。
10年前、今日みたいな土砂降りの雨の日。
迎えに行った帰り道。繋いだ手。
何気ない会話に返ってきたティエリアの言葉。
『ぼくね、ニールに赤ちゃん産んであげる約束したの』
結婚を飛んで子作りだ?
ふざけるな。
大人になってきたティエリアを狙ってか?
今年で16になるからか?
「とりあえず車の中に連れ込んだら殺す」
そう言った傍から、泥を掛けてしまったお詫びに車で送ると言い出す。
手を引かれたティエリアは助手席に消えた。
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≪拍手して下さった方、ありがとうございましたー≫
8月のは子供有りパロで夏祭りネタです。
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これは【幼妹パロ設定】の話です。
【ニールと出会いました話】の後日談となっております。
※あれから10年経った設定です。
超後日談。
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「あ、しまった」
ティエリアは夕方から雨が降ると天気予報で朝観た筈なのに。
土砂降り。
一瞬でも空の下に出たならば、忽ち水浸し。
「雨か」
隣に立ったのは自分より少し小さい男の子。
「せっちゃんは傘持ってるのか?」
「せっちゃんって呼ぶな」
「ああ…すまない」
そう呼び始めて10年経った。
未だにそれが抜けないでいる。
「高校生にもなってレインコートか…?」
「笑うな。あんな笑顔で渡されて、断れるか」
仏教面をいつも下げている癖に。そういう所は小さい時のまま。
マリナさんもマリナさんだ。
いつまで経っても刹那を子供扱い。
と言うか、16じゃまだ子供か。
「でも、それで今日は助かったな」
「ああ」
少し青の色を含んだ透明ビニール。
この歳でまだ似合うなんて。笑える。
「……そうだ、お前の兄に傘を持ってくるよう頼もうか?」
「…それもそうだな、頼む」
ニート生活をエンジョイしてる兄はこう言う時に役に立つ。
「こう言う時、携帯電話を持ってれば良かったと思うな」
「そうだな」
自分達は少し一般から外れていて、携帯電話と言うものが無くても特に困らない。
今困っているが。
外へ駆けて行く刹那。
青い背中が遠ざかって行った。
「あれ?」
急に懐かしくなる。
何に対して懐かしさを感じているか分からない。
以前夢で見たような。正夢か?
「あ」
あった。
前にもあった。
10年も前にあった。
同じシチュエーションだった。
違うのは自分達の年齢。
今と同じ、土砂降りの放課後。
刹那はレインコートを着て、「リジェネを呼んでくる」と言って走り出す。
今とおんなじだ。
自分の横を意を決して飛び出す生徒、傘を持ってきた運が良い生徒が駆け抜けていく。
にやけそう。
「ニール」
声に出すと耐えられず口元を押さえた。
名前もちゃんと覚えている。
髪も、目の色も。
声は低くなっているだろう。
何を話したかはあやふや。
だって小1。
近所だから、たまに見かける事があり、その時に少し挨拶を交わして。
彼も直ぐに中学に上がり。
通学時刻も合わなくなり、パッタリ綺麗に会わなくなった。
歳が5つも違えば。
あの時、兄達になんてニールの事を伝えたのだろう。
頑なに一緒に遊ぶなと言われた事を覚えている。
今だから彼の境遇が良く分かる。
だから彼が自分にあんなに優しく接してくれたと理解できる。
父親もいなくて、母親もいなくて、いるのは兄弟。
自分と同じだからあんな風に会話したのだと思うと、少し寂しくて、でも偶然にも同じ運命を辿ったのだと思うと少し不思議だ。
(彼はもう大人だな)
働いているか、大学にでも行ってまだ学生か。
刹那はどうなんだろう?
まだ親交があるのだろうか?
大きくなるにつれて、性別が理由でアレルヤもハレルヤも遊んでくれなくなった。
正直、未だに男の子と一緒にいる方が楽なのに。
そんな自分は久し振りに髪を切った。
流石にショートは怒られたので肩に着くか着かないか程度。
リジェネの希望で小学生の時に伸ばし始めた髪も、高校進学を機に。
この短さは小学校、此処に初めて来た時以来。
じゃあ、自分は10年も切ってなかったのか。
長いと、髪を乾かす時間が延びる。
兄に髪を乾かして貰うのが好きな自分はそれが理由で伸ばしていたような気がする。
小さい時は毎朝結ってくれたし。
(買い物、面倒だ……)
料理を覚えた自分は、今じゃ家事全般をこなす。
スーパーで今晩の食材を買おうと思っていたのだが。
(あ、タイムサービス)
兄妹で暮らす身。出来る限りの節約を。
でも学校から出たらリジェネとすれ違うかも。
でも今でないとタイムサービスに遅れる。
それで出た答えが刹那を追いかける。
リジェネにスーパーに来るよう伝えればいいんだ。
教科書が濡れるだろうか?
スクールバッグは一応、防水加工は多少してあるだろうけど。
鞄の中身を覗くと大量のラブレターが目に入ってギョッとする。
もし兄達に見付かったなら、学校に来て自分を見張りそうで怖いのだ。
申し訳ないが捨てるしかない。
せめてもと目を通すのだが、今日はそんな余裕も。
おもむろに一枚開けると今回は男から。
皆、自分は中性的だ、美人だと言う。じゃあ、お兄ちゃん達はどれだけ恰好良いんだ?
お姉ちゃん達はどれだけ美人なんだ?
「うあー……」
『結婚を前提にお付き合いして下さい』
たまたま目に入った文章がそれか。
たまに本当に熱狂的な奴がいるもんで。
(結婚……)
そうだ、今年で自分は16歳だ。
結婚できる年齢なんだ。だからか。
(結婚…?)
『大きくなったら結婚しよう』
急に蘇ったビジョン。
「うああああ!」
顔に火が点いた。
熱くて熱くてその場にしゃがんだ。周りが変な目で見ているが気にしている余裕がない。
蘇ったのは10年前の今日みたいな日。
土砂降りの雨。ニールと二人きりで兄弟待ち。
思い出した。思い出してしまった。
『じゃあぼくが赤ちゃん産んであげる』
「馬鹿! 僕の馬鹿!!!」
何て僕は馬鹿だったんだろうか。
例え6歳だったとしても恥ずかしい物は恥ずかしい。
ティエリアもそう言う事が分かるお年頃。どれ位の規模の爆弾発言だったか今なら十分に理解出来る。
何で蘇るんだ。
刹那だ! 刹那が未だにレインコートなんて着るから、それがきっかけで思い出してしまったではないか!
(もう…いやだっ!!!)
兄に、『大きくなったらブリングおにいちゃんと結婚する』とか言うレベルじゃない。
子供産む約束って何だよ?!
どうにかして体を冷やしたくて。
錯乱した頭は勢いよく生徒玄関を飛び出た。
濡れているのだろうが良く分からない。
ああ、ニールは覚えているだろうか。
小学5年生……微妙な年齢だ。
覚えていそうで怖い。
そんな不安を打ち消したくて走る。
帰り道をひたすら走り抜けた。
例え混乱していようとも、いつもの帰り道は脳にインプットされており、いつもの様に近道を抜ける。
(お兄ちゃんご免なさい!!
夕食は有り合わせで勘弁して下さい!)
こんな真っ赤な顔でスーパーなんて無理だ。
この細い道を抜ければいつもの大通りに出る。マンションはすぐそこだ。
出る瞬間、道路から車が出て来る。
反射神経の良い自分はちゃんと立ち止まる。
それ位の脳は残っていた。
残っていたのだが。
ばしゃん。
「…………」
見事に泥はね。
元々濡れていはいたが。白いセーラー服に茶色い染みが。
忽ち頭真っ白。
次から次へと。今日は何て忙しい日。
ぺっ、と唾を吐く。今日は何てついてない日。
すると、自分に泥を跳ねた車が止まったのだ。
本来なら「どうしてくれるんだ?!」と詰め寄りたいところだが、今日の自分はそうはいかない。
顔が熱くて、早く自分の部屋に引きこもりたいんだ。
「悪い!! 泥跳ねちゃったろ?」
車に乗っていたのは若い男性。
身長が高くて、ビシッとスーツを着ていて。
「あ」
アジア人種が多いこの地帯一体で、
髪が茶色で、目が碧くて、肌が白くて。
「あれ?」
「ティエリア?」
「ニール?」
重なる声。
ほぉら。
やっぱり僕は不運な人生を歩むんだ。
父親は死んで、母親に捨てられて、
恥ずかしい自分の過去を握る人物がこのタイミングで現れる。
『じゃあぼくが赤ちゃん産んであげる』
「僕は貴方の子供なんて産みませんから!!!」
「はあ?! …っておい、ティエリアなんだろ?!」
「放せ!! 僕はまだ15だ!! 16じゃない!!」
「何の話?! だからティエリアだよな?」
「あれは若気の至りだ!!」
「話噛みあわねー!
ティエリア変わんねぇなあ!」
僕はブリングお兄ちゃんみたいな人と結婚するんだ。
あれは手違いだ。
ニールは確かに優しかったし、お兄ちゃんみたいだったし。
でもこんな姿に成長するなんて。
背が高くて、でも癖毛は小さい時のままで。
ああ…、人はこんなにも変わるんだ。
不覚にもかっこいいなんて思ってしまった自分が悔しい。
「貴方と結婚するくらいならせっちゃんと結婚するんですから!!」
「ティエリア…お前数年ぶりに会ったと思ったら…、
何があったんだ……?」
「っち、まだ付き纏っていたのか、ニール・ディランディ……」
傘を差したティエリアの兄・リジェネは妹を発見したと思ったら見覚えのある顔が隣に。
忘れる筈もない。
10年前、今日みたいな土砂降りの雨の日。
迎えに行った帰り道。繋いだ手。
何気ない会話に返ってきたティエリアの言葉。
『ぼくね、ニールに赤ちゃん産んであげる約束したの』
結婚を飛んで子作りだ?
ふざけるな。
大人になってきたティエリアを狙ってか?
今年で16になるからか?
「とりあえず車の中に連れ込んだら殺す」
そう言った傍から、泥を掛けてしまったお詫びに車で送ると言い出す。
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プロフィール
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兎羽
HP:
性別:
女性
職業:
実家に帰りたい盛り
趣味:
見ての通り
自己紹介:
只今実家を離れて就職中(東北出身)
A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。
映画終わってもまだまだ熱いもん!
※別ブログによってHNが違いますが、私です。
A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。
映画終わってもまだまだ熱いもん!
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