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こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです! 見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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えへへへ、えらい久し振りな気がする。



5と6の間の話と言うより、【2.5】の続きです。

せっちゃんと相部屋なのに、どうして鉢合わせしないか理由をこじつけるのを後書きで忘れていたんだ……。

そもそも、まだ6ないし……。


こじつけです。
せっちゃん視点です。


「最近、あの子達仲いいわよね~」

CBの基地内、食堂にてスメラギが何の突拍子もなくそう呟く。


そのスメラギにたまたま出くわし、強制的に食事に付き合わされているアレルヤと刹那は主語がない会話に首を傾げた。


「あの子達とは誰ですか?」

返したのは当然アレルヤ。刹那の筈はない。


「ロックオンとティエリアよ」

「ぶっ、ごほっ、ごほっ!」

「大丈夫、アレルヤ?」


アレルヤはてっきり、クリスティナとフェルトの事を指しているのだと思っていたから。
しかも、「仲良い」から一番離れているであろうティエリアの名前が出たのだから。


「な、仲が良いって……正気ですか…?」

「酷い言い方するわねー、アレルヤ。そんな気がするだけ。
何か最近、ティエリアを見るロックオンの目が変わっと言うか。ティエリアもティエリアで、たまーに切なそうな顔するのよね?」

「切ない…ですか?」


彼とは相部屋なのだが、そう言った表情は見た事がない。
いつもの気難しそうな表情をして、目線が合えば睨まれて……。


そこでもう一人の自分が、『前あっただろ』と呟く。
それを指摘したら怒っただろと言うが、自分は記憶があやふや。



「これって、ひょっとして…!」

「あはは、まさか。それにロックオンとティエリアは男同士ですし」

「あら? 戦場じゃ男同士も珍しくないのよー?」

「うぇ?!」

またむせ返るアレルヤを見てスメラギは笑う。
冗談かどうか判断出来ない。



「ね、刹那はどう思うかしら?」

刹那に振っても、回答が来るだろうか…?
アレルヤはティエリアと同じくらい扱いにくい少年をちらり、盗み見た。



「………あら? 刹那ったらムスッとした顔しちゃって。自分のお兄さんがティエリアに取られちゃって悔しいの? それとも逆かしら?」

「そんなんじゃない」

「ふーん」

「……食べ終わった。持ち場に戻る」

「はいはいエクシアの所ねー」


スメラギは面白くないと言う顔をしながら手を振る。
食事が終わっても尚、なぜ食堂に残り雑談をするのか刹那には分からない。



「……付き合っているか何て」

ぼそり、呟いた。


彼女等は何を勘違いしているのだろう。
弁解するのも面倒だから言わなかったが、ロックオンとティエリアが恋人関係であるかどうかを自分は知っていた。

恋人関係ではない。
自分と変わらない、同じマイスターと言う関係。


それは自分の勘とか、そう言うのではない。
直接本人に聞いた話だから。






【体温中毒目撃者:2】






そもそも、初めて彼等が一緒に寝ている所を目撃したのは、戦術予報士にエクシアの中に寝泊りをしているのがバレてしまった日。

あの日、彼等が寄り添って寝ている所に遭遇してしまい、どうしてだと疑問に思いながらも結局自分には関係が無い事なので無視していた。


自分はヴェーダが推奨する、最低睡眠時間ギリギリだけベッドで過ごしている為、自分が自室に戻る頃には部屋の住民は寝ていて、自分が起きる時間にはまだ寝ているのだ。
だから、本人達は俺に見られた事に気付いていない模様。


そんなある日。
彼等も頻繁に会っている訳ではないらしく、そう遭遇する事は無かったのだが、起きていたのだ、ティエリア・アーデが。

暗闇の中、廊下から漏れる光で辛うじて部屋が見え、上半身を起こしているティエリアは不機嫌そうに顔を歪め、すやすやと眠るロックオンを睨んでいた。


ドアの開閉に気付いたティエリアは当然俺の方を見て、「ああ、君か」とだけ言い、また目線は彼に戻したのだ。


『もう少し、睡眠時間を延ばした方が良い』

『……分かった』


珍しく、返事且つ反発しない事を言っていた。


一応、その時は恋人関係であると自分は思っていて。
この様な知識は浅いのだが、こう言う姿を第三者に見られるのはあまり快く思わないものだと思っていた。……が、彼はこの態度だ。

裸な訳だし。


『何だ、何か用か刹那・F・セイエイ』


しまった。ジッと彼等の方を見続けてしまった。
自分の目線に気付いたティエリアは先程、ロックオンを見詰めていた時と同じ顔でこちらを見ていた。


『お…、お前達は恋人同士なのか?』


何を言っているんだ俺は。
自分が一番驚いていた。苦し紛れなど。

何でもない。そう言えば良かったのに。


『違う』

相手は全くもって驚いた様子もなく、あっさりと否定した。
しかも、俺が想像していた回答の真逆。


『では、なぜ一緒に寝ているんだ…?』

これは流石に質問せざるを得ない。いつもなら、他人の事などに全く興味が湧かないと言うのに。
こればかしは興味と言う訳ではないが、気になってしまった。

恋人でもないのに、一緒に寝るなど。しかも裸同士で。




『それを他者に広言する権限は俺には無い』

全く口を濁す事なく、すんなりとまた答えた。
彼がこう言うと言う事は、ロックオンの方がこの事に関して何らかの権限を持っていると言う事なのか?


少しだけ湧いた興味に近い感情が、膨らんだ。


『………そんなに気になるか、君は』

気にならない訳が無い。
あの性格のロックオンが、ティエリアと共に隠し事。
彼に隠し事が無い訳ないが、それを共有しているのがあのティエリアとだから、俺は気になってしまう。



『…そうだな。彼が……戦う為に必要な事だ』

それが予想外なもの過ぎて、俺は本気で驚いた。

『これなら納得して貰えるか?』


戦う為に、裸で寝る?



『それでは俺はもう寝る』

その後、本当に寝てしまった。


恋人同士でもないのに共に寝て、
その理由が戦う為…?


ティエリアが寝てしまったからには、自分ももう寝るしかなく。
自分のベッドに潜り、数分どう言う事なのか模索したのだが睡魔には勝てず、意識を手放した。





次の日の朝には、大して気にしなくなっていた。
確かに気になる出来事ではあったが、やはり自分には特に関係のない事だったし、
整備士から朝一で来た、新しい装備品の提案があると言う通知の方に興味の対象が上書きされた。

















「でも、もし本当に付き合ってるなら絵になるわねー」

「えー? そうですか?」

「ティエリアは見ての通りの美人だし、ロックオンも悪くは無いルックスでしょ?」

「僕はちょっと、理解出来ませんね……」


去り際、スメラギとアレルヤの会話が耳に入った。


アレルヤは、たまにティエリアがいない事を何とも思ってないのだろうか?
……ないだろうな。

まず、気付いているかどうかから問題だ。



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≪セカンド見た後にファースト見ると、16歳せっちゃんの童顔具合にビックリするよね≫






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人生最大的にガンダム00にハマった訳で。

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