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こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです! 見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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お久し振りな更新。
設定は毎度お馴染み【幼妹パロ】です。


リハビリです。
本当はバレンタインの話もクリスマスの話もしたいです……。

もう一度言いますリハビリです、私の。ここ重要なので2回言いました。


思ったより長めっぽかったので大事を取って半分個にしました。

※お兄ちゃんは出て来ません。
※10年後設定、16歳ティエです。
※初登場ネーナです。同い年です。

Sideは視点です。スペル合ってますか…?
Tはティエ、Sはせったん、Nはネーナです。
---------------



Side_T


「ティエリアちゃんって、普通科のセイエイ君と付き合ってるの?」




唐突、何の前触れもなく、突然クラスメイトにそう尋ねられた。





「……はぃ?」


別に、そう仲が良い女子ではないが、
いや、良く考えたら友人と呼ぶには関係が浅い女子が殆どなのだが、
兎に角、そう尋ねられたのだ。


女子と男子が唯一分かれて行う授業、体育。バレーボールの授業で、自分達のチームは待機中だった。

冷たい床に腰を降ろし、ボーっと天井に挟まったボールを眺めていると、目の前に数名の女子が囲み、質問された。



「どうして……」

自分は、正直性格も喋り口調も男寄り。体が女なだけで、根性は男も泣き出すと近所に住んでいた自分より2つ年上の男に言われた。

だから、どう返せば良いか分らず、
どうしてそんな事を聞くのか? と上手く言えぬまま、どうして……と歯切れ悪く切ってしまった。



「だって、いつも一緒じゃない?」
「下校も登校も」
「昼ご飯も、休み時間も」
「クラス違うのに」

詰め寄って来る女の子達は恋だのに興味がある年頃。…自分も同い年だが。


小学生の頃は良くからかわれた。
『せっちゃんとティエリアちゃんラブラブ~』

しかし刹那ときたら、いつもの調子で、
『近所だし、両親いないとことか親近感湧く』

あの時のクラスの凍り付きと来たら。


中学生の頃も、クラスの顔触れは小学校の頃とそう変わらず、そう茶化す者も出なかった。
まあ、地域で通う学校は決まっているのだから必然的だが。

こう言う質問をして来る者はいなくなったので久し振りでドギマギした。



「せっちゃ……セイエイ君とは小学校の頃からの幼馴染なんだ」

「そうなの?」

「ああ……、マンションも一緒だし、家族同士でも親交があって」


確かに、幾ら幼馴染と言っても男と女。
漫画なんかだとそんな関係を装いながら、互いに惹かれ合っている……なんて良くあるが、やっぱりそれは漫画の世界。

自分達には進展なんてなく。
小学校から変わらない関係。


「セイエイ君も一人っ子だし、ぼ…私も兄と歳離れてるから兄弟みたいな感じで……」

「ふーん」

「なーんだ」


そんな『詰まんない』みたいな顔をしないでくれ。



とても居辛い。
どうにかしてこの話題から離れたい。

そんな時、先生から次は自分達のチームだと呼ばれ、「じゃあ」と小さく挨拶してその場を離れた。






















Side_S


「お前! 進学コースのアーデさんとどんな関係何だ?!」


突然、知らない男子から屋上に来いとベタな呼び出しを喰らい、今屋上に来ていた。
いや、同じクラスだった気がして来た。


「アーデって、ティエリアの事か?」

そうだよ! と良く分からないが怒鳴られた。


ああ、折角の長時間の睡眠が取れる昼休み。もう購買のパンは売り切れだろうとか考えていた。


「どんな関係とは?」

「そのまんまだよ! 付き合ってるのか、お前等?」

「付き合う?」


昼ご飯にはよく付き合って貰っている。
テスト勉強にもよく付き合って貰っている。
ちょっとしたガンプラの買い出しにも付き合って貰っている。
二人プレイじゃないと駄目なゲームにも付き合って貰っている。


「どの付き合うだ?」


どうして俺はこんなに睨まれているのだろうか?
複数人数、全員俺を睨んでいた。


首を傾げた仕草をした途端、何故だか胸倉を掴まれた。


「あー、まどろっこしい! 恋人同士なのか聞いてるんだよ!!」

「こいびと?」


「あ?」


相手がポカン顔。



「あいつは、幼馴染だが?」

「お…おさな……」

「小学校一年の頃からの。マンションも同じだし、近所だな」

「まんしょ……」


すると、一人が「じゃあ、お前等は友達って事か?」と聞かれた。


「友達……」

友達には少し違和感が。

「兄弟…?」

うん、こっちの方がシックリくる。
違うが。


「近所で、幼馴染……」

何故だ? 恋人と言う誤解は晴れた筈なのに、この目だ。



「腹空いた……」


もう限界だ。
特にもう聞いて来る様子が無い。質問終了と受け取り屋上を後にした。








高嶺の花。
誰かそう言っているのを聞いた。


ティエリアは類稀なる美少女らしい。
俺も歳を取る毎にコイツは顔が整っているのだな。とテレビを見ていて思う様になった。


そしてあの性格だ。
自分も人の事を言えないが、物を喋らない性格。

そこが自分と合うのだが。


ティエリアは必要以上に会話もしない性格だし、
初対面の相手と話すが酷く苦手な様で、ムスッとしていると傍からすれば見えてしまう。

それが、何にでも動じない、クールな性格と捉えられているらしい。
俺もクールな性格と言うのが良く分からないが、そうらしい。


そうだそうだ。ティエリアは凄くモテるらしい。
らしいと言うか、ラブレターを握り締めて、「どうすれば良い?!」と家に押しかけて来た位だ。



数日経ってから、先日クラスメイトに問われた『ティエリアとお前はどう言う関係?』の真意に気付いた。


ああ、成程、そう言う事か。



自分も彼女も、酷くサッパリした性格らしい。
興味が湧くか湧かないか。

別に人間不信でもないし、極度の恥ずかしがり屋でもない。
一人の方が好きと言うだけ。静かな空間が好きなだけ。


だからティエリアと居るのが楽で、それが誤解を招いたらしい。



「進学科も大変だな……」

今日も放課後、進学科は補講で一緒に帰れない。
一緒に本屋に寄って、どのホビー雑誌を買えば良いか一緒に選んで欲しかったのに。














Side_T


「ねぇ、今まで誰かと付きあった事ある?」

物凄くイラっとした。


「何だ、またお前かネーナ……」

「この前私の代わりに友達が聞いてきたでしょ? 刹那と付き合ってるかどうか」

「……黒幕はお前だったのか」

「黒幕なんてひどー」


今日は一人の帰り道。
刹那の科には補講と言う物が無い。先に帰ってしまった。


「貴様、違う科だろう。どうして残っている?」

「勿論ティエちゃんを待って!」

「……」

「あっ、待ってよー」


赤毛の可愛い女の子。うん、物凄い女の子っぽい女の子。
自分と真逆だと思う。

そして、苦手なタイプ。

刹那に一目惚れしたとか。かなりの面食いらしい。
ネーナと絡んでたね、とクラスの女子に話し掛けられ、少しばかり情報を貰った。


何故か接点もなく自分に絡んで来る。
物凄く親しげに。初めて話し掛けられた時、以前どこかで会って、自分はそれを忘れているのかと思った。



彼女の横を擦り抜け、早歩きで下校する。


「ねーねー、どうなの?」

「何がだ?」

「今まで何人と付き合った事あるのー?」

「……」

頭が痛い。
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兎羽
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女性
職業:
実家に帰りたい盛り
趣味:
見ての通り
自己紹介:
只今実家を離れて就職中(東北出身)

A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。

映画終わってもまだまだ熱いもん!


※別ブログによってHNが違いますが、私です。
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