こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです!
見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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【これ】の続きです。
一年以上放置していました。
自分が気持ち悪いので処理します。
続きと言っても、当時、打ったまんま放置していた物なんですけどね。
きっと高校生の頃の品です。
悪しからず。
部屋に戻ると、今日も相棒がいない。
フェルトの所でもない様だ。
じゃあ、何処だ?
だから、俺はこっそり着いて行く事を決めたんだ。
プシュー。
クローゼットに隠れた俺はドアの開閉音を確認した。
ハロが出て行った。
どうして部屋主である俺がこんな狭っ苦しい所に隠れなきゃいけないんだ。
それも先日知った『ティエリアと密会』疑惑。
しかもほっぺにチューときた。
小さいハロを見失わない様に、迅速且つ静かに尾行を開始した。
コロコロ、ぽーんと跳ねたと思えばパタパタ。
「結構遠回りだけど、確実にティエリアの部屋に近付いてんな……」
そしてやっぱり着いた先はティエリアの部屋前。
角から覗き見る姿、傍から見れば不審者なんだとは気付けない。
「何してるんですか、ロックオン?」
「ゔぁ! あ、アレルヤ?!」
馬鹿野郎! ハロに気付かれるじゃねーか!
「そんなに驚かなくても……。
ティエリアに用ですか? なら居ませんよ? ブリーフィングルームで見掛けましたから」
ハロを見ると、ハロもティエリアがいない事に気付き、移動を開始していた。
「ありがとな、アレルヤ!」
「あ、いえ……」
(ハロ追い掛けて何してるんだろう、あの人)
気持ち悪いから少し距離を置こうとハレルヤが提案した。
「……、足速ぇー」
足使ってないけど。
アレルヤの言った通り、ブリーフィングルームには彼がいた。
開けっ放しのドア。
「ティエリア、ミッケ! ミッケ!」
「…?
あ、ハロ……良く此処が分かったな」
床に転がるハロを拾い上げ、いい子いい子と撫でる。
この時点でもう非常に羨ましい。
ハロに気付かされたこの気持ち。
まさかこの自分が年下で、更に同性。
性格も良いとは言えないこの子に好意を抱くなんて。
「良く分かったな、此処に居ると」
「ティエリアの行動パターン、ハロ暗記!」
「ほう、それは凄いな、ハロ」
酷く口調も柔らかい。
普段から想像出来ないくらい穏やかな表情。
それが全てハロに注がれていると思うと…!
「ティエリア、イツモの! いつもノ!」
いつ、もの…?
「はいはい」
すると、慣れた様にティエリアは顔をハロに近付け、
その柔らかそうな唇を押し付けた。
「~っ!」
ハロの癖にハロの癖にハロの癖にぃ!
触れていた壁に思わず爪を立ててしまう。
「そう言えばハロ、明日ミッションだろう? ロックオンは?」
突然出てきた自分の名前にドキリ、胸が跳ねる。
「部屋にイなかっタ!」
「…そう、なのか……」
ちょっと俯くティエリア。
え、待って、それ。
「フェルトの、所かな……ハロ?
……ハロは最近フェルトの所に行って無い様だが良いのか?」
「フェルト、ハロの親友! ハロ恋人優先」
ティエリアがまたふふふと笑う。
「でもミッションは大事だ。ロックオンを探して、ちゃんとシミュレートしなさい」
優しく床に置くティエリアに「エー、エー」と駄々を捏ねるハロ。
「……俺はハロが羨ましいのかもな」
「ドコガ? ドコガ?」
「皆に愛されて」
「ティエリアもアイされてル!」
「さあ、どうだろうな?」
床をコロコロ転がるハロを撫でながら続ける。
「フェルトだって……それにロックオンにだって溺愛されている」
またロックオンの名前が出た。
「うら…やましい、のだろうな。きっと。人に愛される君が。
大きな手で撫でられ、
人でもないのに相棒と称され、
片時も離れる事を拒まれ、
共に同じ空間に居る事を許される」
あれあれ? 待て待て。
「俺は彼が愛する君を愛したい」
(せめて……)
「じゃあ、ティエリア、カレ、好キ?」
「好き。
あ、これは浮気か。すまな…い」
「てぃえりあ?」
「僕も、ハロみたいに愛されたい……、人に……」
ハタリ、ハロに数滴、水が落ちた。
ガタ
入り口で何かが倒れる音がした。
「ロックオン…ストラトス……!」
ハッとしたティエリアは袖で目を急いで擦る。
「ハロですか? なら―――」
「ティエリア」
言葉を遮った。
頭を巡らせる。
『ティエリア、カレ、好キ?』
『好き』
会話がリピートされる。
「ろっくおん!」
ハロがぴょんとロックオン目掛けて跳ねた。
「わっと!」
反射的に胸でキャッチ。
「……あっ」
ティエリアの切なげな声を上げた。
ハロがロックオンの胸の中にいる。
ティエリアは訳が分からなくなって来ていた。
ハロを抱くロックオンが羨ましいのか。
ロックオンに抱かれるハロが羨ましいのか。
それが後者であるとロックオンは気付き、確信していた。
「ティエリア、俺が…俺じゃ駄目か?」
「何の話ですか?」
「ティエリア!」
「……っ、…立ち聞きですか、良い趣味をお持ちだ」
「それは悪かった。
で、ティエリア、どうなんだ?」
私的考えだと、俺達は……。
「……愛して欲しいです、貴方に、貴方に…!」
抱き合う事を知らない彼が服の端を掴む。
拭いた涙が再び零れた。
「うん、愛しますとも」
驚かない様にそっと体を包み込んだ。
ほら、やっぱり俺達、ずっと前から両想い。
…あれ? そう言えば俺、ハロ持ってなかったっけ?
足元を見ると探していたハロが。
「イッケンラクチャク!」
「……はぃ?」
ティエリアを抱きながら、意味深な言葉を吐いたハロを見下ろしていた。
----------------------------------
≪ティエリア人外前提です≫
≪同じ人外なのに人に愛されるハロを羨ましく、近い存在だと感じていたって、
今付け加えます(えー≫
≪高校生が考えたもんだと思って割り切って見て下さい……≫
一年以上放置していました。
自分が気持ち悪いので処理します。
続きと言っても、当時、打ったまんま放置していた物なんですけどね。
きっと高校生の頃の品です。
悪しからず。
部屋に戻ると、今日も相棒がいない。
フェルトの所でもない様だ。
じゃあ、何処だ?
だから、俺はこっそり着いて行く事を決めたんだ。
プシュー。
クローゼットに隠れた俺はドアの開閉音を確認した。
ハロが出て行った。
どうして部屋主である俺がこんな狭っ苦しい所に隠れなきゃいけないんだ。
それも先日知った『ティエリアと密会』疑惑。
しかもほっぺにチューときた。
小さいハロを見失わない様に、迅速且つ静かに尾行を開始した。
コロコロ、ぽーんと跳ねたと思えばパタパタ。
「結構遠回りだけど、確実にティエリアの部屋に近付いてんな……」
そしてやっぱり着いた先はティエリアの部屋前。
角から覗き見る姿、傍から見れば不審者なんだとは気付けない。
「何してるんですか、ロックオン?」
「ゔぁ! あ、アレルヤ?!」
馬鹿野郎! ハロに気付かれるじゃねーか!
「そんなに驚かなくても……。
ティエリアに用ですか? なら居ませんよ? ブリーフィングルームで見掛けましたから」
ハロを見ると、ハロもティエリアがいない事に気付き、移動を開始していた。
「ありがとな、アレルヤ!」
「あ、いえ……」
(ハロ追い掛けて何してるんだろう、あの人)
気持ち悪いから少し距離を置こうとハレルヤが提案した。
「……、足速ぇー」
足使ってないけど。
アレルヤの言った通り、ブリーフィングルームには彼がいた。
開けっ放しのドア。
「ティエリア、ミッケ! ミッケ!」
「…?
あ、ハロ……良く此処が分かったな」
床に転がるハロを拾い上げ、いい子いい子と撫でる。
この時点でもう非常に羨ましい。
ハロに気付かされたこの気持ち。
まさかこの自分が年下で、更に同性。
性格も良いとは言えないこの子に好意を抱くなんて。
「良く分かったな、此処に居ると」
「ティエリアの行動パターン、ハロ暗記!」
「ほう、それは凄いな、ハロ」
酷く口調も柔らかい。
普段から想像出来ないくらい穏やかな表情。
それが全てハロに注がれていると思うと…!
「ティエリア、イツモの! いつもノ!」
いつ、もの…?
「はいはい」
すると、慣れた様にティエリアは顔をハロに近付け、
その柔らかそうな唇を押し付けた。
「~っ!」
ハロの癖にハロの癖にハロの癖にぃ!
触れていた壁に思わず爪を立ててしまう。
「そう言えばハロ、明日ミッションだろう? ロックオンは?」
突然出てきた自分の名前にドキリ、胸が跳ねる。
「部屋にイなかっタ!」
「…そう、なのか……」
ちょっと俯くティエリア。
え、待って、それ。
「フェルトの、所かな……ハロ?
……ハロは最近フェルトの所に行って無い様だが良いのか?」
「フェルト、ハロの親友! ハロ恋人優先」
ティエリアがまたふふふと笑う。
「でもミッションは大事だ。ロックオンを探して、ちゃんとシミュレートしなさい」
優しく床に置くティエリアに「エー、エー」と駄々を捏ねるハロ。
「……俺はハロが羨ましいのかもな」
「ドコガ? ドコガ?」
「皆に愛されて」
「ティエリアもアイされてル!」
「さあ、どうだろうな?」
床をコロコロ転がるハロを撫でながら続ける。
「フェルトだって……それにロックオンにだって溺愛されている」
またロックオンの名前が出た。
「うら…やましい、のだろうな。きっと。人に愛される君が。
大きな手で撫でられ、
人でもないのに相棒と称され、
片時も離れる事を拒まれ、
共に同じ空間に居る事を許される」
あれあれ? 待て待て。
「俺は彼が愛する君を愛したい」
(せめて……)
「じゃあ、ティエリア、カレ、好キ?」
「好き。
あ、これは浮気か。すまな…い」
「てぃえりあ?」
「僕も、ハロみたいに愛されたい……、人に……」
ハタリ、ハロに数滴、水が落ちた。
ガタ
入り口で何かが倒れる音がした。
「ロックオン…ストラトス……!」
ハッとしたティエリアは袖で目を急いで擦る。
「ハロですか? なら―――」
「ティエリア」
言葉を遮った。
頭を巡らせる。
『ティエリア、カレ、好キ?』
『好き』
会話がリピートされる。
「ろっくおん!」
ハロがぴょんとロックオン目掛けて跳ねた。
「わっと!」
反射的に胸でキャッチ。
「……あっ」
ティエリアの切なげな声を上げた。
ハロがロックオンの胸の中にいる。
ティエリアは訳が分からなくなって来ていた。
ハロを抱くロックオンが羨ましいのか。
ロックオンに抱かれるハロが羨ましいのか。
それが後者であるとロックオンは気付き、確信していた。
「ティエリア、俺が…俺じゃ駄目か?」
「何の話ですか?」
「ティエリア!」
「……っ、…立ち聞きですか、良い趣味をお持ちだ」
「それは悪かった。
で、ティエリア、どうなんだ?」
私的考えだと、俺達は……。
「……愛して欲しいです、貴方に、貴方に…!」
抱き合う事を知らない彼が服の端を掴む。
拭いた涙が再び零れた。
「うん、愛しますとも」
驚かない様にそっと体を包み込んだ。
ほら、やっぱり俺達、ずっと前から両想い。
…あれ? そう言えば俺、ハロ持ってなかったっけ?
足元を見ると探していたハロが。
「イッケンラクチャク!」
「……はぃ?」
ティエリアを抱きながら、意味深な言葉を吐いたハロを見下ろしていた。
----------------------------------
≪ティエリア人外前提です≫
≪同じ人外なのに人に愛されるハロを羨ましく、近い存在だと感じていたって、
今付け加えます(えー≫
≪高校生が考えたもんだと思って割り切って見て下さい……≫
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プロフィール
HN:
兎羽
HP:
性別:
女性
職業:
実家に帰りたい盛り
趣味:
見ての通り
自己紹介:
只今実家を離れて就職中(東北出身)
A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。
映画終わってもまだまだ熱いもん!
※別ブログによってHNが違いますが、私です。
A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。
映画終わってもまだまだ熱いもん!
※別ブログによってHNが違いますが、私です。
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