機械に妬く（最終的に緑と紫）

これも過去の産物。
２０話代に入る前の物なので大分恥ずかしい。

「機械に縋る」の続き。

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ベッドに転がり、雑誌を読んでいるとドアが開いた。
視線を向けると、そこには数時間前から行方不明になっていた相棒がいた。


「お！　お帰りハロ～。どこ行ってたんだ？」


ハロを拾い上げる。


「ティエリアんトコ、ティエリアんトコ！」

「てぃえりあんとこ～！？」


あのティエリアか？
冷酷非道・仲間さえ撃つ、血も涙もないあのヴェーダっ子の部屋へ！？


「……物好きだなー…」

「ティエリアにも言ワれた」


あいつ、ハロにそんな皮肉を。


「イジメられなかったか？」

「チューしてくれタ！　チュー！」

「ちゅぅ！？」


あ、あのティエリアが？
ハロが嘘を付く筈がない。まさか本当に…。


てか、

「どうゆう状況だよソレ！？」

笑ってくれた事すらないのに。


「お礼！」

「何のだよ」

「ナイショ！」

ティエリアに口止めされている様だ。


「守秘義務？」

「シュヒギム！」

「秘密にするお礼？」

「NOCOMMENT」


そうか。
俺は意外と勘が良いんだ。


「何だ、実は女の子でしたーって？」

「ロックオン、ヘンタイ、ロリコン」


そんな言葉どこから覚えてきたんだ？



「いやさ、あいつ基本的にミッション以外絡んでこないからさ。
話したついでにお礼のチューまでして貰って、同じマイスターとしてちょっと嫉妬しただけ」


そうさ、きっと嫉妬してるんだな。
人工ＡＩだからってナメてたら痛い目に遭うな、こりゃ。



「どこにキスされたんだ？」

とりあえず右頬辺りにキスしてみた。


「浮気ハ万死！」
「痛て！」

耳をはためかせて俺の頬をペチペチと叩く。

あわよくば『間接キス』を狙ってたのだが…。


「あはは、ごめんって！
てかコレ浮気か？」

お前はティエリアの彼氏か何かか？


ハロを床に降ろしてやる。
羨ましいな、刹那も扱いにくいが、あいつは口答えしてくるからな。

「あ、ハロ。俺、ティエリアのこと好きかも」

「ハロもティエリア好キ！
I LOVE YOU!」

あれ？　ハロ相手にマジなんて大人気なくね？


「へー、じゃあ俺もティエリア好きだから」

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≪以上が２月下旬の頃の私の脳内でした≫
≪続きいつか打とうと思って今日にまで至っていますから！≫
≪頑張って夏休み中に考えよ…自分≫