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こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです! 見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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やってみたかった。
また貧乳&ノーブラネタ。(好物)

ティエ三女です。
お姉ちゃんは勿論、藤色と緑色です。
嫁ぎます」の方と関連付けるかどうかは考えてないと言う適当さ加減。



「ねえティエリア、今手が放せないから洗濯物干してくれない?」



ソファーに寝転がる自分に姉が笑顔で頼み事。
断るほど非協力的ではない。



近所でも有名な美人なお姉さん。人当たりもいいし。
自分と真逆の性格にあると思う。




ヒリングの希望で洗濯物は男女で分けている。
女は3人と少ない為、思ったより少ないのだ。




洋服を干していくティエリア。

「あ!」

シャツを手に取った瞬間、たまたま引っ掛かっていた服が床に落ちた。
洗ったばっかりなのにとティエリアは急いで拾い上げた。



「……ぶ、ブラっ…!」


姉のブラジャー……。
干す際、手には取るがこうもじっくり見たのは初めてで。


サイズ的に、それが洗濯を頼んだ方の姉。
綺麗なレースをシンプルにあしらっている。大人だ。


恥ずかしさに震える手は無意識にタグを探す。
D……。



自分とは縁のないアルファベット。そうか、あれくらいがD。
そもそも、自分はノーブラな時点で縁がない。比べられない。

さほど大きくないのに着けるのは可笑しい。
着けてなくても一回も「あれ? 着けてる?」なんて聞かれた事もないし。



震える手で自分の胸に姉のブラジャーを宛がってみる。


「こうも違うとは…!」

隙間にハンカチちり紙が入ります。
ちり紙なら一週間分入ります。


これがピッタリ収まるんだ。それが体の一部なんだ。
大人の女性と自分とはここまで違うとは。


(ケータイに……、お菓子も入るな。生徒手帳にお財布……)



「飴玉たくさん……」


変な妄想が広がる中、ふと後ろを振り返った。



「………」

紫色の瞳が、クリクリの瞳が自分を見ていた。

「っぷ」


血がサーっと引いて行った。






「あははっはっはは!」

「わ、忘れろヒリング!」

「やーよ、こんな面白い……ぷぷ」


一番見られたくない人物だ。
床に笑い転げてる。

こんなに恥ずかしい思いをしたのは初めてだ。
顔が熱くて仕方ない。



「違うんだ! あれはぁ…!」


「何騒いでるの? もー、洗濯途中じゃないティエリア」


事件の発端、長女の登場。
洗濯ほったらかしで遊んでいるヒリングとティエリアを叱る。



「ヒリング、また邪魔してるの?」

「聞いてよアニュー、ティエリアったらねぇ」

「言うな!」


ティエリアがヒリングの上に圧し掛かり口をどうにか抑えようとする。
ヒリングもその反応が面白くてどうにか言おうとする。

しかし直ぐにアニューの雷が落ちた。




「だって……ティエリアがアニューのブラ、自分の胸に当てて面白かったんだもん」

ティエリアはソファーの端に体育座りで座っている。
顔を真っ赤にして俯いていた。

窓辺を見ると、床にはそれがまだ落ちている。



「何をしでかしたと思ったら……」
大した事でなくて安心した反面呆れた。



「ティエリア、やっと着ける気になったの?」

「違う……自分とどの位違うかを……」

「いい加減に着けなさい、もう貴方は高校生でしょ? ヒリングだって着けてるじゃない」


「アニュー、アンタどさくさに紛れて私の胸、小さいって言ってない?」



どんと立ち上がり、胸を張って仁王立ちのヒリング。

「別に小さくていいの。可愛いじゃない、ロリコン男共にウケがいいじゃないさ!
ボーイッシュで子供っぽい仕草して見せれば何でも言う事聞くし!」


「貴方……学校でどんなキャラ作ってるの……?」
姉は妹の将来を不安に思った。



「制服から透けそうな色物着けなさいよ。男がもっと寄って来るわよ?」

「こらヒリング!」

アニューは叱るが、ティエリアはちっとも怒って来ない。
そんなに凹んでいるのかと長女は心配になって来た。


「ティエリア、今の事私は忘れるから、ね?」

頭を撫でてみるが無反応。




突っ掛かって来なかったティエリアにヒリングは詰まんなく思う。

「あ、そう言えば飴玉って何?」

「……いや、隙間に沢山入りそうだな…と」


どんな想像だよ。と天然な妹に苦笑した。




「何よ、今まで散々『そんなのどうでもいい』って顔しておいて。急にボンキュッボンが羨ましくなったの?」

「ボン…きゅ?」
首を傾げる。

「あー、忘れて」

無知が過ぎるとからかい甲斐もない。




ティエリアは抱えていた足を抱え直し、俯き加減で話し始めた。

「その……」

さっきの赤くなるとは違う、頬を密かに染め、まるで恋する……。


「ロックオンが……」



ロックオン。
ティエリアが所属する部活のOBで、最近よく顔を出しているそうだ。

何でその名前が今出て来たのか、考えた二人は血の気が引く。



「彼は、大人の女性が好きだと聞いて」


(あの子が恋してる、あの子が恋してる、あの子が……)


大方、男子生徒と話しているのを聞いたんだろう。





「大人とは、体が成熟した人の事でしょう?」


ティエリアは根っからの哲学主義。

「なのに僕は……」

物理的なものを好むため、目に映るもので良く判断する。
精神面は二の次らしい。

基準は同じ姉妹でも理解し難い事多々。



「貴方、二十歳になればみんな大人よ?」

「そんなの年齢でしかない。国によっても違う」


そこは基準にならないそうだ。

ティエリア的にはアニューが大人。


「今までどうでもいいと思ってたが、いざ必要になると困るな……」

必要って……。


悩むティエリアを見てアニューは嬉しかった。
だってあの子が他人に興味を持つなんて!



「豊胸手術すれば?」

「何吹き込んでるの!?」


冗談よ、とヒリングは笑う。


「男なんて所詮ケダモノよ。上目使いで目ウルウルで、あっても無くても胸押しつければイチコロさ!」

さっきの冗談より酷い。


「ヒリング! 貴方どんな学校生活送ってるの?!」

「胸押しつける時は無自覚を装うのよ? 転んでとかベタでも全然引っかかるから」

「もーっ、止めなさいはしたない!!」


姉の悩みは多い。
基本的に癖が強いこの兄妹達。悩みも人並みじゃさせてくれない。



「胸を、押しつけ……」
ティエリアの呟きは誰にも聞こえなかった。










「あのっ、ロックオン先輩……」

「堅苦しいな、ロックオンでいいよ。で?」

「その……」


(胸を押しつける? 胸を…彼に……)


「ん?」


(僕には無理だっ、そんな、破廉恥な……)


「どうした?」


(ふぇぇ…無理だっ、おねえちゃん……!)



出そうな涙を必死に堪える。
顔が熱くて、もう顔を上げる事も出来ない。


「…っ!」


自称年上好きの青年は、目の前にいる赤い瞳を潤ませながら俯く少女に、犯罪に近い衝動に駆られていた。



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≪「お姉ちゃん」より「おねえちゃん」とティエは言った方が可愛いと思う≫
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人生最大的にガンダム00にハマった訳で。

映画終わってもまだまだ熱いもん!


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