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こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです! 見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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セカンドを妄想すると、大変ドロドロになるのはどうしてでしょう?

てゆーか、ライル可愛いよね!同じ顔なのに可愛いよね!

これの続きと言うか、プロローグと言うか。



有名大学の創設者。
身寄りがなかった僕が、やっと見つけ出した血縁者はたった一人の老人。





僕は人に頼るのが嫌いだった。
頼られるのも嫌いだった。

人が群れるのは弱いから。
僕は違う、早く大人になって自力で生きていける強さを身に付けるんだ。







「お前さんがティエリア・アーデだろ?」

「はい?」





早く大人になる為には、早く働ける資格が必要なんだ。






「飛び級して来たんだって? 凄いな、予想以上に小さいな!」




まるで親しい友人の様に話し掛けてきたが、全く面識はない。




「俺に話し掛けるなんて、大した度胸だ」



飛び級して史上最年少で入学した僕に話し掛けて来るなんて久し振りの出来事だ。

興味本位で話し掛けたら最後、半ベソを掻いて逃げて行く。



しかし、手は出せない。だって僕は学院長の血族だから。




「何か?」

「お前さぁ、史上最年少で入学したほど頭いいんだろ?」


冷やかしか?


「……貴方は「頼み事があるんだけど!」


頼み事?
初めてで言い返す頭が働かなかった。




「実は進級が懸かったレポートあんだけど、手伝ってくれないか?」

「んな………」
不覚にも僕は戸惑った。

頼み事なんて、しかもレポートの手伝いを頼まれるのは初めてだった。



それよりも、こんな風に他人に話し掛けられた事も、
こんな笑顔を向けられた事も無かった。

誰もいつも自分を怖い物の様に触れ、隠し切れない顔の引き攣りはいつも僕を不快にさせた。

機嫌取りの笑顔じゃない。



こんな偽りの感じられない笑顔、初めてだ。







「なっ? 頼むよ?」

片目を瞑り、手を合わせて頼んでくる。



「あの、その…、」



周りが見ている。「あのティエリアに話し掛けている馬鹿がいる」と。
本人はずっと頭を下げたまま。



(何て、綺麗な大人なんだろう)






「こ、この俺に話し掛けて来た勇気を讃え、手伝ってやろう」


何を言っているんだ僕は。
いつもみたいに切り捨てればいいのに、口は走ってしまった。

純粋に僕に向けられたあの笑顔が、嬉しかったんだと思う。


この瞬間が、僕が初めて他のものに興味を持った瞬間。



「タダとは言わせませんよ?」

「分かってるって。行きつけのファミレスで一番高いパフェ奢ってやるよ!」

「パ……フェ?」





僕は奢って貰ったパフェの味を忘れない。
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プロフィール
HN:
兎羽
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女性
職業:
実家に帰りたい盛り
趣味:
見ての通り
自己紹介:
只今実家を離れて就職中(東北出身)

A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。

映画終わってもまだまだ熱いもん!


※別ブログによってHNが違いますが、私です。
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交流のしなさはご愛敬。
何を覚えるのやら。
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