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こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです! 見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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せっくんの続き。

せちゅなが一番可愛い呼び方だと思う。



アレルヤはこの米まみれの服は手洗いしなきゃな…、と考えていた。



【担当:風呂】






(おいおい、俺が寝てる間に面白い事起きてんじゃん)
脳内の彼が、新しい玩具を見つけた時の声色で語りかけてきた。


「起きたの…ハレルヤ」

はぁ。ため息が漏れる。
彼をどうやって回避したらいいのだろうと。


「もう少し寝てて良かったのに…」

(ははは! 残念だったな!)


「あれりゅやー?」

ティエリアがアレルヤを見上げる。その身長差、多分1m弱。



(へぇ…ティエリアがちっちゃくなったてな)

「いたずらしちゃ、駄目だからね……。はいティエリア両手上げてー」

「あーい!」

子供特有の高い声。


(…!)


「どうかしたの? ハレルヤ?」

ティエリアから米まみれの服を脱がしながら問う。

だがハレルヤからの返答はなかった。
彼が答えない事なんて良くある事。





「お…おしめ……」

およそ1歳と2歳の間位と断定されているティエリアはまだおしめを外せない年齢。


と、言うか、これを外したらティエリアの…アレが……。

あ! でもこれで性別が…確定できる…!



(何考えてるんだ、ありゃ男だろ。変な意識持つな)

ハレルヤが急かす。



「あ…男の子……」

(お前、まだ女とかって想像してたのか…?)

呆れた風に言う。



「ティエリア、僕も脱ぐからそこで待っててね」

「あい」

いい子に手を上げた。


それにしても、このティエリアが「ああ」なるとは。
両者は考える。



「あれりゅやー」

両手を伸ばし、抱っこを求めてる。

「待って、今脱ぎ終わるから…、
……はいお待たせ」


抱き上げた体は、凄く柔らかい。
これ以上力を入れたら、潰してしまいそうなくらい。

なのに、ティエリアは全てを委ねてくる。



(ハレルヤ…どうしよう……可愛い……)

(ハッ! まさか好いてるティエリア様の裸を、こんな形で拝めるとはな!)


「す、好きだなんて…!」

「ありぇるや?」

「…あはは、何でもないよ」


(もう、ハレルヤが変な事言うから…)
変に意識してしまうではないか。






シャワールームに入り、ティエリアを下ろした。

「温度って、熱くない方がいいよね…」

(だろーな)


悔しいがハレルヤなしじゃ、今頃オロオロしてるに違いない。



「はい行くよー」

温度設定は38度。きっと彼の体温より少し高い程度。


とりあえず全身を濡らそうとシャワーを頭から被せる。




(あ、待てアレルヤ)
「え?」



「ふえええええええ」

スメラギに初めて連れられて来た時と同じ位大声で泣き始めた。

脳内でハレルヤが溜息をついた。


「な…! えっと…」

(ばーか、目ぇ閉じろって言わなかったから目に入ったんだろ)


しまった。



「あーっ! ごめん!ごめんね、ティエリア」

抱き上げ、急いでタオルで拭いてやるが、泣き止む気配はない。


(こりゃ鼻にも水入ったんじぇねぇか?)


「嘘…、ほんっとごめん、ティエリア」

「ふぇえええ」

「もう…僕も泣きたいよ……」

情けない事にアレルヤも涙目。



ハレルヤはそんな自分の半身が不甲斐なくて仕方ない。



(おい、少し代わるぞ?)

こんな精神不安定な奴の身体を乗っ取るのなんて簡単だ。



「おい、チビ! さっさと泣き止め」

アレルヤが脳内でガンガン「止めて」と叫んでいる。まあ見てろ、所詮赤ん坊。



「泣き止まねぇとぶっ殺すぞ!」

「ふえええええ!」


(ハレルヤの馬鹿! 逆効果に決まってるでしょ?!)



「っち」

泣いていようが、コイツを洗い終わればロックオンと交代だ。
チビを宥めるのはあの男に任せよう。




アレルヤの「僕と代わって!」なんて無視した。
どうせ代わったって、オロオロして俺に助けを求めるに決まっている。



スポンジにソープを含ませ泡立てた。
ちっちゃいから直ぐに終わりそうだな。髪の毛もまだ短いし、とっととやっちまえば3分だ。


こっちがわざわざしゃがまなければいけないのが面倒だが、この際どうでも良い。




「…ふっ、きゃははは」

「!」


二人は同時に驚いた。
だって、先まで泣いていた筈のティエリアが笑っている。



(もしかして、くすぐったいの?)

「お前、くすぐったいのか?」



背中にスポンジを滑らすと甲高い声で笑うのだ。
泣いていた筈のティエリアは、体に付いた泡で遊び始める。



「ガキって分かんねぇーー!!」



ハレルヤが吠えた。


「あれりゅや!」

「ん! にげぇ!」


ハレルヤの顔に自分の石鹸の泡を塗りたくる。




「このガキ!! それに俺はアレルヤじゃねぇ! ハレルヤ様だ!」

急いでシャワーで口を濯ぐ。



「はれ…りゅや?」

語尾が上がる。


「おう、そうだ」

「はれりゅやぁ!」


物覚えがいい。てか、呂律回ってねーし。



「はれりゅや! あれりゅや!」

「……」


(あ、今ティエリアの事可愛いって思ったでしょ?)


「!」

ティエリアは舌足らずな言葉で、「ハレルヤ、アレルヤ」と意味もなく呼んでくる。



「…俺がコイツを可愛いなんて思う訳ねーだろ」

蛇口を捻り、泡を流す。これ以上悪戯出来ない様に。


(じゃあ代わってよ)

「……そいつはできねーな。お前、とろいだろ」


やっぱり可愛いんじゃないか!
アレルヤが怒鳴ってる。


本当にお前は小動物が好きだな。


続いてシャンプーに取り掛かる。


その間もアレルヤはうざったく「可愛いんでしょ? 可愛いんでしょ?」と語りかけてくる。








「ほら、終わったらから。後は拭くなり乾かすなりお前がやれ」
個室から出ようと抱き上げたその時、

頬に柔らかい感触。

珍しくハレルヤが固まった。


だって、その丸いほっぺをすり寄せてきているのだから。



「…~!」

(は! ハレルヤ!落としちゃダメだよ!!)



「はれりゅや、キレイキレイ」

お風呂=キレイキレイ、ならしい。


柔らかすぎる感触が皮膚に襲う。




「…っと、危ない危ない」

今度は固まるハレルヤから体を奪い返す事に成功したアレルヤ。
ティエリアを抱き直す。


「僕だって、」
ほっぺすりすりしたいもん。



「はれりゅや?」

「残念、僕はアレルヤだよ?」

「あれりゅや!」


ちゅ



「え…?」
(は…?)


いや、本人はぽっぺをすり寄せ様とした際の事故に過ぎないのだが。


「ほ…ほっぺちゅー……ファーストほっぺちゅー……」

貰っちゃいました。



(ハレルヤ、拉致しませんか?)
(ノーコメント)



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≪ハレルヤも結局アレルヤなので、可愛いもの好きだと思うよ≫
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人生最大的にガンダム00にハマった訳で。

映画終わってもまだまだ熱いもん!


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