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こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです! 見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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いつだかの記事で言ってましたが、流石に足を運んで頂いてるのに何の更新もないのは失礼なので、中途半端な物を処理して行こうと思います。


作成日が今年の3月の頭だったんですが、途中で挫折していた模様です。
当時、何をどう考えていたか全く覚えてない……。

珍しいセカンド本編設定でした。
追記:言い忘れてました、最終的に左側ライルさんです。

「不服だ」

「何が?」



不服なティエリアの横には頭一つ分程小さい縦巻きロールの少女。


「狡いですー! 大人は狡いですー!!」


「狡いぞティエリア、そんな小さい子を出して」


青、緑、橙。
彼等は床に座っていた。

足元には空き缶。


「酷いです、僕だけ仲間外れにして!」

「そうだそうだー!」

「……」


だから、ミレイナがいると調子が狂う。


「仲間外れも何も、」


お前、未成年だろ?







【本日:クレオメ】








「刹那も大きくなったし」

「今年で21だ」

「三十路もいるし」

「まだ29だ!!」

「酒の味を何処で覚えた」

「い、良いじゃないか! 僕が飲んだって!!」


ティエリアは不服だった。
たった4人のマイスター。

なのに僕を省いて晩酌なんて。


「刹那が飲んでいるのが気に食わない!」

「だから俺は21だ。完全に成人だ」

5年も経てば子供も大人になる。


「アレルヤが飲んでいるのも気に食わない!」

「えええ?! 僕だけ無条件で?!」


「違いますよ、ハブられキャラにハブられるのが嫌なんですよ」
ミレイナが笑顔で言い放つ一言。


「ひ…酷過ぎる……うぁあああ」

「泣き上戸ですかハプティズムさん?」


泣きたいのはこっちだ。
ティエリアは酔っ払っている男を煩いと一蹴り。




「エンドレス・シックスティーン……」

刹那がぼそりと呟いた。


「何だそれ?」

ライルが尋ねる。


直訳して、
「……永遠の16歳……だと?」


確かに歳は取らないが、

「そもそも誰が僕の年齢を16歳と決めた?! 本当の年齢を知るのは僕のみだ。僕が20だと言ったら僕は20だ!」

「いいや、ロックオンが言っていた」

「ええ?! 俺?!!
……ああ、兄さんね」


「騙されるな!!」

「ロックオンは人を騙すような男じゃない」

「何を言う! あの人は私利私欲で余裕で嘘なんて吐くぞ!」


ティエリアと刹那の口論、アレルヤの泣き声。
全てが酷くなる一方。

なのにミレイナはニコニコ。この子、一体何しに来たんだ?




「はー、そんなに飲みたいなら飲めばいいじゃん」


そんな周りに、ライルは痺れを切らした。
刹那と向き合うティエリアの首根っこを掴むと、

「ふごっ」

手に掴んでいた一升瓶の先端がティエリアの口の中に消えた。


「子供にゃ、まだ苦くて飲めないだろー?」

小さい頃は誰しもやるもの。
父親のビールに興味を持ち、ちょっと舐めてみた苦い記憶。

そうやって大人へなって行くんだと、ライルはちょっとお兄さん気分。

そう、ちょっとだけ味わって貰うつもりだったのに。


……ごく、ごく、ごく。


「………あれ?」


きゅぽん。と間抜けな音が響く。


「あれぇ?」

「うあああああ、何してるんですか?!」


ふらーっと後ろへ倒れるティエリアを見事にキャッチしたアレルヤは全力でライルを叱る。


「だから! ティエリアはまだ可愛い子供なんですってば!」

「かわ…いい?」


一瞬、酔った勢いでアレルヤの下心を垣間見た。



「ティエリア、大丈夫?! ティエリア?!」

「あれ…るや?」

「よか」
った。
と言いたかったのだが。


「ぶはっ!!」

宙にキラキラ、赤い血が蛍光灯に照らされて光った。


「触んじゃねぇ! この雑魚が!!」



がしゃんがしゃん、ダン。



アレルヤが空を飛んでいた。



「ティティティエリア?!」

「っち、大の大人がビービー泣くな…ったく」


ゆらり、ティエリアが立ち上がる。


「ああ? 何見てんだよチビが」

「ち……」

この場にいるティエリアより身長が低い人物は刹那とミレイナ。
しかし、ティエリアは完全に刹那を睨んでいた。


「ミルクは卒業かぁ? チビちゃんがぁ……、下の毛生えたのかぁ?」


(うああああ、あのティエリアが下ネタああああ)
ライルの数ヶ月間築き上げて来たティエリア像が崩れ去る。

ああ、
刹那とアレルヤが俺を物凄い目で見詰めてるし。
いや睨んでいるのか。

ごめんなさい、まさかここまで酒に弱いなんて。



ライルはふと、ティエリアと目が合った。



ニヤリ、次のターゲットロックオン。
ふらりふらりと歩み寄る。俺は情けない事に足が竦んで動けないでいた。



「う…ぅぁ……」

ごめんなさい酒を飲ませてしまって。
頼むからアレルヤみたいにしないで下さい。

もう変な目でお前の事を見ません。
可愛いなとか美人さんだとか女だったら最高だとか思わないから、


「殴らないでくれぇええ!」

「ロックオン?」


咄嗟に目を瞑ったが、拳も足も飛んで来ない。


聞こえて来たのは、さっきまでのドスの利いた声じゃない。
まるで子猫が母親に擦り寄る様な……。


「ロックオン…?」

「うぁぁぁぁー……」


目を開けると俺の前だけ薔薇が。
俺の胸に擦り寄るティエリアがいた。


「ええええええ?」

「わぁ、凄いですね、ストラトスさん」

ミレイナが棒読みで言う。
バッと彼女の方を見るとこれはこれは乙女とは思えない歪んだ笑顔。



「俗に言う、ツンデレですね」

「つん…」


ボコられたアレルヤの目線が痛い。


「でれ?」


ティエリアが俺にしがみ付いて離れない。



何だこの光景。



「ああ、成程、ティエリアはロックオン・ストラトスに弱いから」


さほど、言葉の暴力のダメージを受けていなかった刹那は納得した顔で言う。


「いや、酔うと手が付けられない位、いや手が離れられない位と聞いていたがここまでとは」

「ええ?! 離れられないって…?!」

「お前の兄の情報だと、直ぐに寝ないからずっと相手しないといけないらしいぞ」

「ああああ相手?!」


「ねぇ? ロックオン?」

「てか! 何時の間にお前アンダーシャツになってんの?!」

「熱い」


「ははっ、良かったじゃないですか、可愛いティエリアの相手なんて」
床に大の字で寝ているアレルヤは高らかに笑った。



「あ、僕もう殴られたくないんで帰ります。お疲れ様でーす」

「あ…アレルヤ…?」

「じゃあ、俺ももう寝る」

「え?! 待って、刹那! 俺を一人にすんな!!」

「ティエリアがいるだろう」

「だぁから!」


これは完全に痛い目に遭わなかった俺を逆恨みしている。


「ミレイナ見てましょうか?」


正座したミレイナが俺達二人を笑顔で見詰めていた。


「ロックオンは熱くないのですか?」

「うああああ」


ジーッとティエリアに上着のチャックを降ろされた。
もう、これは完全にそっちの気だ。


「帰りなさい! ミレイナ!」

「えー」

「えーじゃない! 子供は寝なさい」

「ぶー」

「刹那! 連れてけ!」

「了解した」



てか、こいつ、チャックを口で降ろすんですけど。

俺嫌なんですけど。

いや、こんな可愛い子となら嫌じゃない。
いやいやいや、何考えてんだ俺。未成年に。

どうしてこんな事になってんだ?


「お前が酒飲ませるからだ」

「ああ、そうでしたね」


刹那、その冷静さ俺に分けてくれ。




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≪タイトルのクレオメって何だっけ? 半年以上前の自分が何を思ってたかなんて覚えてない≫
≪多分、何かの花だったと思うんだよな……、私は定期的に花言葉にハマる時期が来る。後でググってきます≫

≪ラストが無かったので、僅かな時間を見付けて、ボチボチ完結して行きたいなー…なんて≫
≪需要があるかは分からないですけど……≫
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映画終わってもまだまだ熱いもん!


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