こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです!
見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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ヤバい、キャリー引いてたから手が痛い。
肩も痛い、背筋痛い。
思ったより短かった。
番外、楽しいけどもういい加減に止めよっと。
自分を初めて否定したのはいつだろうか。
あの時だ、初めて女を抱いた時だ。
自分の失陥した部分を自覚した瞬間だった。
何が自分をこんなにしているのだと分かった時の落胆と絶望。そして納得してしまった。
次は、人を殺して、そんな俺が人の温もりを求めてると考えた夜。
人を殺しておいて、人を求める資格など無い。
でも、どうしようもない。
本当に、ヤクに浸った廃人だと思った。
その次…、その次は最近あった。
人の体温なら、相手など選んでいなかった俺が特定の人物ではないと満足出来なくなった………かもしれないのだ。
確定要素、不確定要素。
足して引いて、足して引いて。
そうしたらプラスの方が多くなった。
俺以外の人物に触れている情景を見たら、怒鳴っている自分がいた。
久し振りに抱いた女に違和感を覚えた。
ふと、人肌が恋しくなって一番初めに思い浮かぶ人物が、ティエリア・アーデなのだ。
出会いが出会いだったから。
煙草で例えるなら、ずっと吸ってない状態で、いきなり強いのを吸った感覚だ。
クラクラした、涙が出て来そうで。
もし想い人から零れた涙なら、最後の一粒まで全て取り込んでしまいたくなった。
その反動の所為でだと言い聞かせた。
でも、それだって結局ティエリアでなければ満足する事が出来ない事を肯定する要因の一つになる。
また次も会いたいな、なんて思った女はいない。
そして、彼に関するもう一つの否定。
それは、母親への想いを否定してしまった様で、胸が痛く、苦しいものだった。
「お前が……一番の訳……」
ない。
そうだ、母さんはどんな温もりだった?
覚えてるか?
覚えて―――。
「ロックオン・ストラトス」
ハッとした。
横で寝ていた人物にコードネームを呼ばれたのだ。
「おはよう……、でもごめんな、まだ夜だ」
「んー……」
「ははっ、可愛い声出して」
可愛いと言うと普段は怒るのだが、頭が覚醒していない彼は目を擦りながらこちらを見ているだけ。
可愛い。
この感情も以前は否定していたが、折れた。
認めよう、可愛いのだ。
これ程普段とのギャップがあれば仕方ないだろう。
「ティエリアの平均体温って何度?」
「しゅひ……ぎむ……」
「流石ティエリア様、寝ぼけててもしっかりしてるねー……、体温って守秘義務なのか?」
「眠れ…ないのですか…?」
傍から見れば当たり前の会話だが、ティエリアが『明日のシミュレーションに支障が出る、早く寝ろ』等と言わないのは凄い事。
「大丈夫だ、直ぐ寝るよ」
「ん……りょー、かい……」
呂律が回らない。
それも可愛いなと考えながら思っていた、
母親と死別してもう直ぐ十年だ。
覚えてる方が可笑しいだろう。
でも、あの時の焼け焦げた臭いと砂埃の苦さは、今でも鮮明に覚えていると言うのに。
「泣かないで……」
「はっ、泣いてな―――」
頬に細い指が滑る。
その手は自分の癖毛を撫でた後、布団の中へ消える。
そして、自分の手と絡まった。
『ニールは偉いわね。またライルに譲ってあげたの? 流石お兄ちゃんね』
フラッシュバック、
エプロン姿の母親が俺の頭を撫でる。
『ほら、泣かないで?』
いつだったろうか?
まだ、学校にも入る前の記憶。
幼いながら兄の威厳で何かをライルに譲ったのだ。
一つしかないおやつだったろうか、とても観たかったアニメだったろうか?
部屋の隅で泣く俺を見付けた母親が俺に………。
「か……さん」
「ううっ、ロックオン、苦しいです…!」
どうして母親の匂いは覚えてないのに、火薬の匂いは覚えているんだ。
どうして母親の体温は忘れたのに、今ティエリアを抱いて昔の記憶が甦るんだ。
「ひさし…ぶりですね…? 貴方が、こんなに強く抱き付いて来るのは……」
強く抱いた所為で、寝惚けていたティエリアが覚醒した様。
「そ……だな」
折れてしまいたかった。
過去の記憶にしたかった。
でも、逃げたくなかった。
矛盾ばかりだ。
「ティエリアは……やさし…よ」
こんなに揺れて、不安定な俺に、何の見返りもなく付き合ってくれて。
俺は、ティエリアに何もしてあげれないのに。
いつも、お前の体温を奪ってばかりなのに。
「寝るのですね…?」
「…ぅん……」
この、懐かしい記憶に浸ったまま寝れば、明日はティエリアを呼ばなくて済みそうなのだ。
暫く女に合わなくても良くなりそうなのだ。
この時の自分には気付けなかった。
こんなにも幼い口調な自分と、
普段からは想像出来ない程の柔らかい声のティエリアに。
「ではまた明日、」
おやすみなさい、ニール。
【体温中毒者の見る夢】
彼の毒を薄めた人物は、今さっき自分の言った事に驚いていた。
しまった、本名で呼んでしまった。
でもまあ、良いか。
寝てしまっている様だし、夢を見ているであろう貴方は笑っているし。
---------------------------
≪今日ちょっとサンシャイン行って来たけどさ、フレンズの廃屋に座り込む兄貴の表情、堪らないと再認識した≫
≪ティエリアは喜怒哀楽、どれも堪んないけどさ!≫
肩も痛い、背筋痛い。
思ったより短かった。
番外、楽しいけどもういい加減に止めよっと。
自分を初めて否定したのはいつだろうか。
あの時だ、初めて女を抱いた時だ。
自分の失陥した部分を自覚した瞬間だった。
何が自分をこんなにしているのだと分かった時の落胆と絶望。そして納得してしまった。
次は、人を殺して、そんな俺が人の温もりを求めてると考えた夜。
人を殺しておいて、人を求める資格など無い。
でも、どうしようもない。
本当に、ヤクに浸った廃人だと思った。
その次…、その次は最近あった。
人の体温なら、相手など選んでいなかった俺が特定の人物ではないと満足出来なくなった………かもしれないのだ。
確定要素、不確定要素。
足して引いて、足して引いて。
そうしたらプラスの方が多くなった。
俺以外の人物に触れている情景を見たら、怒鳴っている自分がいた。
久し振りに抱いた女に違和感を覚えた。
ふと、人肌が恋しくなって一番初めに思い浮かぶ人物が、ティエリア・アーデなのだ。
出会いが出会いだったから。
煙草で例えるなら、ずっと吸ってない状態で、いきなり強いのを吸った感覚だ。
クラクラした、涙が出て来そうで。
もし想い人から零れた涙なら、最後の一粒まで全て取り込んでしまいたくなった。
その反動の所為でだと言い聞かせた。
でも、それだって結局ティエリアでなければ満足する事が出来ない事を肯定する要因の一つになる。
また次も会いたいな、なんて思った女はいない。
そして、彼に関するもう一つの否定。
それは、母親への想いを否定してしまった様で、胸が痛く、苦しいものだった。
「お前が……一番の訳……」
ない。
そうだ、母さんはどんな温もりだった?
覚えてるか?
覚えて―――。
「ロックオン・ストラトス」
ハッとした。
横で寝ていた人物にコードネームを呼ばれたのだ。
「おはよう……、でもごめんな、まだ夜だ」
「んー……」
「ははっ、可愛い声出して」
可愛いと言うと普段は怒るのだが、頭が覚醒していない彼は目を擦りながらこちらを見ているだけ。
可愛い。
この感情も以前は否定していたが、折れた。
認めよう、可愛いのだ。
これ程普段とのギャップがあれば仕方ないだろう。
「ティエリアの平均体温って何度?」
「しゅひ……ぎむ……」
「流石ティエリア様、寝ぼけててもしっかりしてるねー……、体温って守秘義務なのか?」
「眠れ…ないのですか…?」
傍から見れば当たり前の会話だが、ティエリアが『明日のシミュレーションに支障が出る、早く寝ろ』等と言わないのは凄い事。
「大丈夫だ、直ぐ寝るよ」
「ん……りょー、かい……」
呂律が回らない。
それも可愛いなと考えながら思っていた、
母親と死別してもう直ぐ十年だ。
覚えてる方が可笑しいだろう。
でも、あの時の焼け焦げた臭いと砂埃の苦さは、今でも鮮明に覚えていると言うのに。
「泣かないで……」
「はっ、泣いてな―――」
頬に細い指が滑る。
その手は自分の癖毛を撫でた後、布団の中へ消える。
そして、自分の手と絡まった。
『ニールは偉いわね。またライルに譲ってあげたの? 流石お兄ちゃんね』
フラッシュバック、
エプロン姿の母親が俺の頭を撫でる。
『ほら、泣かないで?』
いつだったろうか?
まだ、学校にも入る前の記憶。
幼いながら兄の威厳で何かをライルに譲ったのだ。
一つしかないおやつだったろうか、とても観たかったアニメだったろうか?
部屋の隅で泣く俺を見付けた母親が俺に………。
「か……さん」
「ううっ、ロックオン、苦しいです…!」
どうして母親の匂いは覚えてないのに、火薬の匂いは覚えているんだ。
どうして母親の体温は忘れたのに、今ティエリアを抱いて昔の記憶が甦るんだ。
「ひさし…ぶりですね…? 貴方が、こんなに強く抱き付いて来るのは……」
強く抱いた所為で、寝惚けていたティエリアが覚醒した様。
「そ……だな」
折れてしまいたかった。
過去の記憶にしたかった。
でも、逃げたくなかった。
矛盾ばかりだ。
「ティエリアは……やさし…よ」
こんなに揺れて、不安定な俺に、何の見返りもなく付き合ってくれて。
俺は、ティエリアに何もしてあげれないのに。
いつも、お前の体温を奪ってばかりなのに。
「寝るのですね…?」
「…ぅん……」
この、懐かしい記憶に浸ったまま寝れば、明日はティエリアを呼ばなくて済みそうなのだ。
暫く女に合わなくても良くなりそうなのだ。
この時の自分には気付けなかった。
こんなにも幼い口調な自分と、
普段からは想像出来ない程の柔らかい声のティエリアに。
「ではまた明日、」
おやすみなさい、ニール。
【体温中毒者の見る夢】
彼の毒を薄めた人物は、今さっき自分の言った事に驚いていた。
しまった、本名で呼んでしまった。
でもまあ、良いか。
寝てしまっている様だし、夢を見ているであろう貴方は笑っているし。
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≪今日ちょっとサンシャイン行って来たけどさ、フレンズの廃屋に座り込む兄貴の表情、堪らないと再認識した≫
≪ティエリアは喜怒哀楽、どれも堪んないけどさ!≫
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プロフィール
HN:
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HP:
性別:
女性
職業:
実家に帰りたい盛り
趣味:
見ての通り
自己紹介:
只今実家を離れて就職中(東北出身)
A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。
映画終わってもまだまだ熱いもん!
※別ブログによってHNが違いますが、私です。
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