忍者ブログ
こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです! 見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

これがやりたかった。
もう一本、あるんだぜ…?

4と5の間です。
4.5、もうあったのでどうしようかと思った。



ティエリア視点でございます。
-------------------------------


悩みと言う程ではないが、気になる事がある。

それは、全くもってCBがこれからする事に関係なく。
ましてや自分にも関係ない。



最近、彼がやけにあっさりなのだ。




「ティエリア、ありがとう。暫く大丈夫そうだから、多分今夜は呼ばないと思う」

「了解しました」



朝、後10分、後5分、3分1分、後10秒……。

しつこい以外の言い様がなかった男が……。



「では、失礼します」

「おう」


あっさりなんだ、最近。

いつからだろう、でも、確かにやけにあっさりな日は突然やって来た。


こっちとしては、非常に助かる。
前は無駄な時間ロスにイライラしていた。



「……何を思っているのだ…? 俺は……」


人間の考える事が分からない。
人の心は簡単に変わる、そんなの、ヴェーダから何度も言われている。

だから俺がいる。
もしもの時は、俺が裁く。


ですが、やはり分からないです、ヴェーダ。
一瞬で態度を変える。俺は何かした覚えはない。

分からない、人間はどうしてこうも面倒なつくりをしているのだ。




……こんな事に神経を使うのは止そう。


俯いていた顔を上げ、足早に自室に戻った。










【体温中毒解毒者】










「………」


やはり人間は面倒だ。
直ぐに心変わりする。


「本当にごめん、大丈夫だと思ったんだけどな……」

「構いません、後は寝るだけなので。ですが、あまり突然予定を変更しないでいただきたい」


その日の夜、暫くは大丈夫だと朝言ったにも関わらず呼び出された。



そうだ、そう言えば、最近あまり切羽詰まった感じがしない。

前は、来るなり引き寄せ、服を脱がされ、直ぐ寝てしまう。
なのに、今は困ったような笑顔を向け、こちらへ来いと手招きする程度。


これは、症状が緩和して来たという事なのだろうか…?



「あ、今日はシャツ着たままで良いよ、寒いだろ?」

「あ……、はい」

「ん? どうかしたか?」

「いえ……貴方は最近、大人しいと思いまして……」

「大人しいって……俺、別に煩いキャラじゃなかったろ?」


違う、そういう意味じゃない。
何と言えば良いのだろうか?


動かない俺を見かねて、彼は久し振りに自分から迎えに来た。


「……違うよ、別にお前が嫌いになった訳じゃない…」

「嫌いにって……、別に俺は貴方に嫌いになられても構わない。好意を抱かれても困りますが」

「ティエリア、またお前はそんな事言って」


いつもより、緩めに抱きついて来た。
いつも服をまさぐる手は、今日は俺の頭を撫でる。


「寝ないのですか?」

こんな行為こそ、時間の無駄だ。
寝れる時に寝るべきだ。



「ったく、お前は初めっからそうだよなー……」

折角、俺が、空気読んで。
なんてブツブツ何か言っている。


「ロックオン・ストラトス?」

「まず、そのストラトスまで付けるの止めて欲しいな」


そう言いながら、ベッドに俺を誘導し、横にする。


「壁、感じるんだけど」

「そう言われても」

「本当は本名で呼んで欲しいとこだけど……」

「貴方っ、もし言ったなら…!」

「言わない言わない、怒るなよ」


この人は、本当に言ってしまいそうで困る。
気が緩んだら負けだな。




暫く無言で過ごす。
照明も落とし、彼はてっきり寝てしまったと思った、その時だ。


「ティエリア、正直面倒か?」

横から話し掛けられた。
何だ、起きていたのか。

心配しなくとも、貴方が寝た後出て行くなどと言う行為はしないのに。


「何がですか?」

「こうやって俺と寝るの」


たまに、定期的に、こう言う事を聞いて来る。
毎回同じ事を答えるのも、いい加減面倒なのだが。


「俺の睡眠時間の邪魔をする訳ではないですし」

「だってさ、俺が寝返りとか打った時とか、起きちゃう事とかないのか?」

いつもなら、「なら良いけど」と言って寝てしまうのに。
今日は更に聞き返して来た。


「ないです。俺は緊急アラームが鳴らない限り起きません」

「そうなのか?」

「俺は……」


そういう風に出来ている。



「俺は寝ます」

「あ…ああ、ごめんな、おやすみ」


そう言って、俺にぴったりとくっ付くものの、今日は胸に顔を埋めて来ない。

いつもは顔を埋めて来て、そのまま寝てしまうのに。


「…? ティエリア、どうかしたのか?」

「な…んでもない」


違和感。

身動きがいつもより取りやすくて、
呼吸もしやすくて、
暑苦しくないのに。


目が、醒めた。



反対に、ロックオンは直ぐに眠りに着き、規則正しい呼吸が聞こえて来た。



「症状が、緩和しているのか……」


良い傾向だ。
このまま行けば、完璧なマイスターになりうる。


いずれ、俺がいなくても良くなる。
俺が必要に無くなる。

無くなる、なくなって……。



そこで思考が切れた。
正確に言えば、俺は眠ったのだ。



俺は夢を見ない。
何故か、見た事がない。

人が夢を見る理由は、今日起きた事、学んだ事を整理するかららしい。寝ている間に頭の整理が行われているから。
赤ん坊や子供などは特にそうらしい。


完璧な俺は夢を見ない。


夢を、見てみたいとは思わないが。


貴方がたまに、寝ているのにも関わらず微笑んだ時、どんな夢を見ていたのか問いたくなる。


貴方は、いつか僕がいなくなっても、笑って眠れる様になるのでしょうね。



手が無意識の内に貴方を探す。
見付けた貴方の手を、初めて自ら握り締めた。



-----------------------------------------
≪考えるの楽しいです(^p^≫
PR
Comment
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TrackBack
トラックバックURL  :  
material by Sky Ruins  /  ACROSS+
忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
参加中
ロク×ティエ=愛!!
参加中です!よろしくね!
プロフィール
HN:
兎羽
性別:
女性
職業:
実家に帰りたい盛り
趣味:
見ての通り
自己紹介:
只今実家を離れて就職中(東北出身)

A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。

映画終わってもまだまだ熱いもん!


※別ブログによってHNが違いますが、私です。
PC用カウンター
twitter
どんな言葉を覚えるのか気になりました。

交流のしなさはご愛敬。
何を覚えるのやら。
此処のブログ経由で知った方ならいつでも友達になりたいです!
ブログ内検索
携帯から