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こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです! 見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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俺、昨日も00の夢見たんだぜ…?
今日も見るのかな……?


楽しいです、ヤンデル楽しいです。
妄想楽しいです。

話を進展させたけどいつまでもダメ人間でもいて欲しいな……。

-----------------

気付いたらティエリアが「はふはふ」言ってました。




ごめん、やっぱり今日は良いや。

ああ……、何か、乗り気になれなくて。最近疲れてんだよ。

金はちゃんと渡すからさ、怒らないでくれよ?








久し振りに貰った休暇。
勿論地上でと言う必須条件付き。

地上なら、何処で何をしても良い。
だから、前に一度だけ一夜を共にした女を呼び付けて、ホテルまで来たのに……これだ。







【体温中毒者:4】







あんな美人な女を直前で断ったのだ。
平手覚悟で言ったのだが、相手はムスッとした顔はしたものの、何も言わずに金の入った封筒だけ握って出て行ってしまった。

まあいい。どうせ金を払うと言えば、次の時も笑顔で会ってくれるのだから。








病名があるのかは知らないが、定期的に人の体温を感じないと軽い発作的を起こす。

マイスターから降ろされると思ったら、じゃあ、俺が地上に降りれない間の相手になってやる。そう言われたのだ。
あの、ティエリア様から。



ティエリアは、女の代わり。
女は、あの日失った母親の代わり。

こんな歪んだと……言うより欠落した俺。



最近、更に自分でも分からない出来事に出くわした。
つい先日の事。トレミーにいる時は俺の精神安定剤になってくれると志願してくれた相手が原因だ。


ティエリアがアレルヤに触れた時、無性に腹が立ったのだ。


これが、嫉妬だったり、独占欲だったりするのだと思う。
でも、それはあってはならないんだ。

ティエリアは同性で。
ティエリアは事務的にこなしていて。
ティエリアは、女の代わりなのだ。



「あーあ、何してんだ俺……」


それを認めたくなくて、休暇命令が出されて直ぐ地上へ降りた。

降りるなり女に電話を掛け、否定したかったのに。

あの時感じた感情を肯定する結果に繋がってしまった。




女は前回同様、露出度の高い服で現れた。
胸元の大きく開いた服、短めのスカート。

いつもなら肌を見ただけで堪らなくなるのに、何故か萎えている自分がいた。


体の線を隠す、ゆったりとしたカーディガンで、短パンどころか半袖すら滅多に着ないティエリアの方がずっと興奮するのだ。

肌なんて、顔と手だけなのに。


ティエリアの白い手を想像した方がずっと焦がれるのだ。


可笑しい、可笑しいだろ俺。
ティエリアの体温に、そんなに魅せられたのか?

体温なんて、抱いている時の女の方が高いだろ?
声だって、女の方がずっと可愛らしいし、母親を彷彿させる。

どう考えたって、女の方が良いだろ。



だが、今からでも追いかければ間に合う女を、引き止めに行こうと体は動かない。


「ティエリア、どうせ休暇蹴って宇宙なんだろうなー」


一人言がやけに部屋に響いて、情報端末のパネルを叩く音だけの世界。


気付くと、ティエリアにメールを打っていた。
『今、宇宙にいるのか?』

分かり切っている事を聞いて。
遠回しに、会いたいと願って。



送信し終わり、息を一つ吐いた。




アレルヤの耳を掴んだだけ。
指先二本、添えられただけなのに。

ティエリアにメールを出しておいても尚、認められない。






ピピピピ。

「っ…、ティエリア…? 早いな……」

返信が来たのだ。
やけに早い。

今は深夜なのに。


「今、地上にいる……?」


なんでも、余りにもスメラギが地上に降りろと煩いものだから、仕方なくらしい。



「アレルヤと……一緒?」

文面には、アレルヤと一緒に、王留美の別荘に二人共いると書いてあった。




アレルヤと一緒。
俺以外の男と一緒。


「……っ、やっぱ、嫉妬かな……これ?」

無意識に奥歯を強く噛み締めていた。


ベッドの正面にある、大きめの鏡に映った自分の顔の恐い事恐い事。




「はー…、はー……、ぁあ…なん、か……やべぇ………」


『肌が恋しい』『体温が恋しい』を上回る感情。
嫉妬なのだろうか?



あの体温を、俺以外に感じさせる…?

チカチカする目の前。
立ち眩みに似たものを覚えながら立ち上がると、ティエリア達がいる別荘に向かおうと迷う事なく決心する。


俺の体温だ。
俺と、一番相性が良いんだ。

俺のものなんだ、ティエリアは。


















「……貴方、さっきまでヨーロッパ圏にいるのではなかったのですか…?」


大変驚いた様子のティエリア。
だって、此処はアジア圏の孤島だ。

別荘内を走り回って、漸く廊下を歩く彼を見付けた。


「結構急いだんだけどな、半日掛かっちまった」


初めは空港を乗り継いで行こうと思ったのだが、耐え切れず途中から王留美に頼んで個人機をチャーターして貰った。


「何言って…! ちょっと、何処に行くんですか?!」



もう耐えられない。
乱暴にティエリアの腕を掴むと、近くの開いた部屋に連れて行った。


「離して下さい! 何なんですか、いきなり!」

「人気がない場所まで耐えたって、褒めて欲しいんだけどな…?」

「何を言って――」


話が終わる前に抱き竦めた。
自分の胸にティエリアを閉じ込める。

このまま、くっ付いてしまえ!



俺の状態を察したティエリアは抵抗を止めた。


「俺は、あくまで宇宙にいる時の代わりだ。なのにどうして貴方は今俺に抱きついている? 休暇中は女を抱くのではないのか?」


そうなんだよ。
どうしてなんだよ。教えてくれよティエリア。


声にならない。
もう少し、もう少しティエリアの匂いを吸いこんで、そして落ち着いたら……。


「何です、女を捕まえられなかったのですか?」

声にならないから、首を横に振った。

「好みではなかったのか? こんな状態の貴方に、相手を選ぶ権利など無いと思うのですが?」


黙っていれば、言いたい放題じゃねぇか。


「……るせーよ」


煩い。
俺はそんな言葉、聞きたいんじゃないんだ。

名前を呼んで欲しい。
ニールって。

それで、それで……。


「何て、言って欲しいんだ…?」


分からなかった。
でも、言って欲しい言葉は確かにある。




ふぅ、とティエリアの溜息が聞こえた。
抵抗していた体からも力が抜ける。


「もう来てしまったものは仕方ない。五分位、こうしていたら落ち着きますか?」

「分かんねぇけど……、うん、ありがとう」


部屋数はある割に、客は滅多に来ないらしい。
ティエリアを強引に連れて入った部屋のベッドは少々埃っぽかった。

鍵、締め忘れたな……。



だが、ティエリアはこの行為の最中を誰かに見られても別に良い様だ。
俺は絶対に嫌だけど。



「はぁ……、ティエリア、休暇の予定は…?」

「データの検証。それとシミュレーション結果を比較して、各マイスターに適切な訓練を―――」

「暇じゃねぇか」


いつもそうだ。
熱心なこった。


「暇とは何だ…! 貴方は自分がマイスターであると自覚が足りない!」

「あるよ、十分。でもティエリアがやってくれるから、俺の出番ないんだよ」

「言い訳を」

「ティエリア、お前怒ると少し体温上がるな……」


声に出してみれば、うっとりした口調でティエリアに話し掛けていた。


白い肌が怒りで少し赤くなる。
頬に手を添えると自分の手の冷たさを実感した。



「……っ、ロックオン、何と言う顔をしているんですか…!」

「ん? どんな顔してるんだ、俺?」

「凄く、間抜けと言うか……」


間抜けと来るか。酷いな。
でも、そうかも。


「次、背中から抱き締めたい」

「……はぁ…、分かりましたよ」

体を解放してあげると、後ろを向くティエリア。

腹が当たると凄く気持ちいのだが、背中も中々止められない。


「貴方のそのふ抜けた顔、怒る気も無くなる」

「ラッキー、この顔で良かったー」

「……、……どうですか、まだ治まらないのですか?」


そんな、早く終わらせたいみたいな事言わないでくれよ。


「ティエリアってさー、細そうだけどきちんと筋肉も付いてて、女とは違う感触なんだよ」

「体力作りは欠かしていませんから。それに、筋肉の感触が好きなら、俺よりアレルヤ・ハプティズムの方が良いのでは?」



アレルヤ……。



ティエリアの口から、その名前を紡ぐと、あの時と同じ感情、胸の奥が沸騰した様に騒ぐ。



「ひゃ…! 突然舐めないで下さい…!」

肩口に顔を埋め、少し舌で味わった後軽く吸った。

「す、吸いつかないで下さい…! それ、嫌だと何度言ったら…!」

「何で? 俺は好きなんだよ」

「貴方が好きでも、俺は嫌いです!
今の貴方は、言動全てが幼稚に思えます!」


幼稚?
幼稚か……。


「せめて、今ぐらいは子供でいさせてくれよ、ティエリア」

「はぁ…? ちょっと、うぅっ…!」


薄っぺらい肩。
俺の口に収まってしまう。

がぶり、と。
吸い付くのでは満足出来なくなり、気付くとティエリアの肩にかぶり付いていた。

血が出るまでは噛まない。軽く歯型が残る程度の強さで。


(あ、ティエリアの体温、また上がった)



「やめ、ろっ! 痛いっ…です……!」

舐める行為さえ嫌がるのだ、噛む行為も当然嫌がった。
でも逃げられる筈はない。俺が両腕でがっちり押さえているから。


「ティエリアさ、」

口を離すと、俺の歯形がクッキリ残っていた。
自分の唾液で濡れた肌を見ると、さっきまで騒いでいた胸の奥が少し鎮まっている事に気付く。


「この前撫でてくれたじゃん、自分から」

「そんな事より、噛むなんて……!」

「今度は舐めてくれないの?」

「はぁっ、舐める?! 貴方をですか?!」


肯定の代わりに、サラサラと流れる髪の間から見える項に吸いつく。


「っぅ……、俺は、あくまで俺の体温を貴方に感じさせるだけであって、その様な行為をやるなど言っていない」

「何で? やっぱり不衛生だから? だったら俺今から風呂入って来るからさ。それなら舐めてくれる?」


想像しただけで胸が苦しくなる。

実は、初めてこの症状がばれたシャワー室の時以来、キスと言うものをしていない。

あの熱い舌が俺の肌を滑るのか?



「てかさ、ディープキスは平気だったのに、舐めるのは何で駄目なんだよ?」

「全く違います! と、言うよりどう考えても不衛生です。汗には老廃物が含まれていますし。それを舐めるなどと言う行為、理解し難い」

「老廃物……」


やっぱり、お前、潔癖症では…?


「じゃあ、俺は舐めてて良いのかよ?」

「体調管理は自分でやって下さい。貴方は健康状態に影響はないみたいですけど、俺は遠慮させて頂きたい」

「……そう言われると、考えちゃうなー」


俺、指とか舐めて欲しかったのになー……。


「あ、じゃあ今から手! 洗ってくるから!!」


手位なら直ぐ洗える。
シャワーを浴びても良いが、時間が掛かり過ぎる。


「直ぐ、帰って来るからな!」





あれ?
俺、凄い必死だな。

ハンドソープを手の平に受け止められない位に出し、爪の間まで洗っている最中、ふと思った。

必死過ぎるだろ俺。
内心笑いながらも顔は酷いものだった。



急いで戻って来ると、ティエリアは目を大きく見開いたまま固まっていた。

逃げられたらどうしようとか思っていたが、無駄な心配だったようだ。

ティエリアはどうやら、俺の予想外の行動に固まってしまう傾向にあるらしい。自分の予想外の事が起こると、あの冷静沈着なティエリア様は固まってしまう。

俺がこんなになっているなんて可笑しいもんな?


「ほら! 洗って来たぜ!!」


手を洗って来たと報告に向かう子供の様な行動だった。
両手を目一杯開いて見せた。


「あ……確かにそうですけど、あの」


俺は本当に何処か頭が吹っ飛んでいたらしい。
ためらうティエリアの方が当たり前の反応なのに、俺は気付けない。



「ほら、前にも言ったろ? 手袋外すの、お前の前だけだって………」


本能か、第六感か。
頭がイッている俺は無意識下に行動をとっていた。


前回、俺が手袋の件を話した時の微妙な表情の変化を体は覚えていた。

人間は素晴らしい、自分自身の生死が関わるとこんな能力を発揮するのか。



「ティエリア、やっぱお前の手、あったかいや」

「……手、脂分がなくてカサカサです」

俺の手を握ったティエリアは感想を述べた。
当たり前だ、お前さんはチェックが厳しいからな。

お前の言葉を借りるなら、徹底的にやらせて貰った。


「あの、手……だけですよ…?」


微かに震えるティエリアの手。
でも、それ以上に震える俺は気付く筈ない。


口を控え目に開ける。
覗いた赤い舌に興奮した。

甦る初めてのシャワー室の記憶。


はぁ…、とティエリアの息が掛かる。
熱い、多分口内はもっと熱い。


はむ。
その効果音がしっくり来る。



「ティエリアっ……すげぇ……いい」

「そ、ですか?」

「口離すな。指を舐めてくれよ。何の為にこんな綺麗に洗って来たと思ってんだよ」

「…っ、そんな強く言わなくても……。
……はっ……ふ」


ティエリアの口内、何処の体の部分より温かい。

そうだ、この熱。
お前が一番だ、今まで一番の……。


「……っ、お前が、一番…?」


そんな訳ない。
お前が一番の訳ない。

そうだ、あの時何で一番だなんて思ったんだ?


俺の一番は、あの日失った……――。



「んっ、ふ、……んぅ」

ザラリとした感触。
普段から手袋をしている為、実を言うとここ近年物の感触と言う物を指で感じた事がなかった。

初めは手袋を付けて日常生活を送るのは違和感を覚えた。

でも直ぐに慣れた。
商売道具を傷付ける訳にはいかないから。




この感触。
一番の筈ないのに、
何で、こんなにも満たされていって、苦しくなって。


「ティエリア、手の平ばっかじゃなくてさ、指も一本一本舐めってくれよ。
あっ、返事は別にいらないからなっ?!」


言った通り、頷いて指を舐め始めてくれた。

頭の中がごちゃごちゃになって、自分でも訳が分からなくなっているのに。
口から出たのはもっと舐めて欲しいと言う懇願。


「は……ふぅ……」

小指から、順に。
ああ、まるで子猫が舐めている様な。



苦しいけど、満たされて。
頭ん中ぐちゃぐちゃなのに、震えていた手足は収まって。
呼吸は荒くなって行くのに、安心して行く。




最後の親指を舐めている最中、気付くと呟いていた。

「ティエリア、可愛い」


ティエリアが口を離した。

「え…?」
「あっ、」


可愛い?

今まで、温かい、熱い、気持ち良い。それだけだったのに。


「貴方……俺をからかって何が楽しいのですか…?!」

ティエリアの赤い目が俺を睨んでいる。


「ち、違っ…!」

「……貴方…ひょっとして、俺をずっと騙して……?!」

「仕様がないだろ?! だってお前―――」


そうだ、可愛い筈ない。
一番の筈がない。


でも、じゃあ、何なんだ、
お前の中毒性は。

この気持ちは、何なんだ?



「騙したいのは……俺自身なんだよ……」

「く、苦しいです、ロックオン…!」

「ごめん、そうだよな。同性に、こんな風にされたら普通は嫌なのに。
お前さんは真面目だから、付き合ってくれる……本当に助かるよ」


お前を騙してはいないから。
そう伝わるように、怒られるのを承知で強めに抱いた。



お前に求めているのは体温。
俺の毒の中和。

それだけだ、それだけでなければならない。


「ん、ありがと。もう大丈夫そうだ」

「あ……そうですか…?」


ティエリアが何とも言えない微妙な表情。


「どうした…?」

「いえ、今日は随分あっさりしていると思いまして……」

「そうか? 俺、いっつもどうだっけ?」

「しつこいと言いますか、何と言うますか」


後五分。後三分。後一分。
少しでも、感じていたいお前。

でも、一番は絶対にない。

そうでなければならない。



「もう、休暇中はこう言う事、ないようにするからな?」

「は、はい……、そうして頂けると、こちらも助かります……」

「ってか、初めからそう言う約束だったしな」


もう、此処の施設からは離れよう。
明日にはアイルランドに帰ろう、そう思ってた。


「あ、そうだ。アレルヤと仲良くな? 喧嘩するなよ?」


暫くは大丈夫そうだし。


お礼にとティエリアの頭を撫で、部屋を後にした。


そして思う事は、
(あーあ、左手も舐めて貰えば良かった)

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≪散々熱くなっといて、急に冷める兄貴が好きです≫

≪もう5と、番外もあるのに度胸足りない。勇気メーターどうやったら上がりますか?≫
≪来週頑張る!≫
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プロフィール
HN:
兎羽
性別:
女性
職業:
実家に帰りたい盛り
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見ての通り
自己紹介:
只今実家を離れて就職中(東北出身)

A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。

映画終わってもまだまだ熱いもん!


※別ブログによってHNが違いますが、私です。
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