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こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです! 見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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何ヶ月かぶりの拍手交換(><
久し振り過ぎて、現在、自分はどんな文章をお礼文にしてるか分からなくてガクブル。

とりあえず、今年の4月までは毎月更新してたっぽい。

新しいのは凄く短いですし、【子供有りパロ】の文章です。
本来、この位の長さが拍手文なんだろなーって思います。

----------------------------


3月の拍手文の様です。久し振り過ぎてまずそこからでした;

どんな内容か私も良く覚えていませんが、ざっと冒頭を見てみたら、
本編設定で、
緑×で、
3月と言う事で誕生日を祝っている様です。

当時の私はこの文章を「何じゃこの文www」って表現してました。
悪しからず。

「おー、伊達眼鏡じゃん」


じゃあ何で眼鏡掛けるんだ?
お洒落? いやいや、そんなキャラじゃないだろう。


ティエリア・アーデは横で寝ていた。



そもそも、どうして横で寝て居るのかと言うと、あれだ。

『誕生日に何か欲しい物はあるか? して欲しい事はあるか?』


まさか、一方的に、無理矢理教えた誕生日の日にちを覚えていたなんて。

そして、祝ってくれるなんて。


嬉しい、純粋に嬉しい。



でも、俺はその嬉しい筈の行為で気付いてしまった。



「俺、何も欲しいモノ無いや」


さっきは濁した言葉を、寝ているのを良い事にティエリアに告白した。


3月3日、午前0時、きっかりやって来たティエリアは俺に先程の質問をした。

と、言っても深夜0時。
眠いのだろうティエリアに、

『考えとくから、とりあえず今は一緒にいて欲しいな』


まあ、明日の朝までに考えとくから帰れ。とも言えたが、互いに親密な仲、一線越えた関係、帰れと何て言える筈はない。



この子なりに、恋人と言うものの関係を考えた結果だと思うと、嬉しかったんだ。




基本、生活のサイクルを規則正しく過ごすティエリアは、ミッションの為の体調管理には熱心で、

『思い付いたら起こしてくれ』

と眠りに就く。



そして、今の状況。



「これは参ったなー……」


折角プレゼントをくれると言うのに、
何も思い付かないなんて……。


自分がずっと願い唱えていたものは只管に戦争根絶戦争根絶戦争根絶。

憎い、テロを指示した人・組織を殺す殺す、潰す潰す。


何てドロドロした願い。
そんなの誕生日に相応しくない。

でも、相応しい物が思い付かない。


「まだ俺24…じゃない、25だろう……、もっと夢と希望に溢れたもんをよー……」


きっと、俺のドロドロした願いをティエリアに告げたなら、
きっと、あの子は笑顔で「はいっ」と答えるだろう。

流石だ、それでこそマイスターだとか抜かすんだろう。


違う、俺はそんな笑顔見たくない。欲しくない。



「こいつが起きるまで後5時間……」

朝6時に起きると考えると後5時間。
思い付けるだろうか。


俺のベッドでスヤスヤ眠るティエリアの横にボスっと倒れた。
若干バウンドするが、起きる様子はない。


「てか俺、さっきからベラベラ喋ってるけど起きないな~、お前さん」


さっき眼鏡を危ないから外させて貰ったが、その時も起きなかった。
相当深い眠り、疲れてんだな、こいつも。



欲しいモノ、欲しい物、欲しい……。


良く眠るティエリアの頭を撫でながらブツブツ。



昨年、と言っても3ヶ月前、ティエリアの誕生日の時には内緒でプレゼントを用意してあげたが、
もし事前に何が欲しいか聞いたなら、何と答えたのだろう。

「やっぱり、ミッションの完遂……だろうな」

歪みなく、それ一点を目指すティエリア。
俺と同じ筈なのに、何故だか俺の方がずっと汚い気がするのは何故だろう。


「やっぱ、欲しいものなんてないよ、ティエリア」

スースーと、規則正しい呼吸を繰り返す。
返事なんか別に欲しくない。


「ぶっちゃけ、さ。お前がこうやって傍らで気を許して寝てるだけで、俺は………」


ハッとした。

自分の思考が間逆を向いた。



「そっか……、これで、満足なんだ」


自分は欲しい物がないんじゃなくて、
もう持ってるから、満ち足りてるから十分なんだ。


「あはは……、俺も単純だなぁ」


こんな生活してるから、いつの間にか自分は欲しがると言う欲求すら失せてしまったんだと思っていた。

ああ、俺は何と可哀想だと、可哀想な人生だと。


違った。
こうやって、自分を頼って、必要として、委ねて、欲しがってくれる存在。

あの瞬間から俺は一生手に入らないものを失って、諦めて。

いらない、いらないんだ。
俺はあれが最高で、あれ以上の物がこの世に存在する訳ないと、自己暗示していた。


気づいてしまえば、自分はまだまだ、とても白いと思った。






「ティエリア、お前の人生、欲しいな」












「ん…?」


覚醒していく意識、僕は目覚めは良い方。
と言うより、目覚めが良くないと緊急出撃命令が出された時駄目だろう。



「朝……ですか…?」

「んや」

即答。


「あ……では、誕生日に欲しい物が決まったのか?!」

「まあ、そんなとこ」

「直ぐに言え! 叶えてあげます!」


勿体付けているのか、ニコニコ、ニヤニヤ、言葉を発しない。


「あの、」

「欲しい物はないや」


驚いた。
まあ、支給される金の分で足りるだろうな、物なんて。


「では何ですか、して欲しい事ですか? 極力応えよう」

「あー、いやいや、別にして欲しい事もないんだ」


頭が何を言っているか、一拍置いてから理解した。


「なっ、何言ってるんですか?! 遠慮なんて要らない! 言え!!」


直ぐ横で寝転がったままの彼の胸倉を掴み上げる。


「遠慮なんてしてないよ、ホントに無いんだって」

「嘘を吐くな!」

「吐いてないよ」


困った様な笑顔を向けられた。


「貴方はまた僕をそんな風にあしらって…! 子供、みたいに扱って…!」

「子供だろう」

「子供じゃない!!」


ぐらんぐらん、胸倉を掴んだまま幾ら揺すっても緩く笑ったまま。



「もういいっ、後でやっぱり欲しくなったと言ってもくれてやらないからなっ!!」

「はいはい~、分ったから手を離してくれ」


言われなくても、と言っている最中にパッと離す。


ああ、少し皺になったな。
なんてぼんやり考えていると、

「ティエリア?」


自分の膝の上に帰る途中の手をガッチリ、掴まれた。


「…っ?!」


何ですか? と視線を送るも、やはりフフフン、と言っているように笑う。


「は、離して下さい…! 何ですか…?」

「そんな顔すんなよ」


ああ、そんな顔はこの情けない顔の事か?

無理言うな。

何も求められないなんて予想外だ。


僕の時は、貴方は事前に何も聞かず、突然誕生日に渡してきた。

僕もそうすれば良かった。
そうしてたら、今みたいに、傷つかずに済んだのに。


(ああ…僕は傷ついているのか)


当り前だ、そんな、プレゼントに何も要らない、何もしてくれなくて良いなんて。

まるで、僕が要らないみたいじゃないか。


「俺さー、餓鬼ん時に、テロで家族死んだのは知ってるだろ?」

一応、トレミークルーのデータは全て見た。

「あれ以来さー、俺、何も欲しくなくなったんだよ」

欲しい物、どんな世界の法則をも無視して良いなら、それが欲しい。
本当だ、叶えられっこないですね。


「す……」

すみません、と謝ろうと思ったが、謝るのも変な感じがした。


「でさ、進展があったんだよ」

「進展?」

「たった今」


何を言ってるんだ、この人は。



「俺、間違ってんだよ。そりゃ昔は確かに欲しい物がなかったって言うか、欲しくても無理だったんだ、神様でも無理だね。いや、出来るのかな?」

横になっていた体を起こし、僕と向き合う。


「お前、この戦いが終わったらどうするんだ?」

「終わったら…?」

突然の話題チェンジに脳はついて行けない。


「だからさ、」

何に対しての「だから」だ。


「お前の人生、欲しいな」














「そんな顔、顰めんなよ? あー、可愛いなもう」

「貴方が訳の分らない事を………可愛いって何ですか、馬鹿にしてるんですか…?!」

「で、くれるの? 誕生日プレゼント?」

「人生…って、何ですか、意味が分りません」

「可笑しいなあ、お前さん、頭良いだろう、俺よりずっと」

「はぁ?!」

「いんや、これはどっちかと言うと、頭じゃなくて勘かな?」

「貴方、どうせまどろっこしく言ってるでしょう! 僕を馬鹿にして! 言え! 何が言いたいんだ!!」

「あー……、何か、簡潔に言うと、臭いセリフと言うか……キザっぽくなると言うか……」

「勿体ぶるな! ハッキリ言え! さっさと言え!」


すると、あはは、と間近で笑われる。
いつの間にか彼に迫っていた様で。顔の近さに驚き、恥ずかしくなる。自分でした事だが。


「お前が欲しい」


急に、真面目な顔、しないで。



「あ~、ほら、恥ずかしいだろ? 臭いだろ? ベタ過ぎるだろう?
漫画の見過ぎかな? あははっ、う~ん、もっとカッコいい言い回し出来れば良いんだけどな、
頭が足りないなー……」


頭をガシガシ掻いたと思うと、再びベッドの上に大の字でダイブ。


ああ、成程、半生を共に過ごそうと言いたかったのか。
言い回しが確かに下手だな。臭いセリフだ。

ドラマで何か使っていたら鼻で笑うな。


実物が無い物が欲しいとか言うから、凄く分かりに難かったですよ。


貴方は確かに僕より物を知っている。
でも頭の良し悪しじゃ、僕の方が格段に上だろう、自信がある。

それは日々、思っていた。

そして、今日、たった今、また一つ貴方は馬鹿だと思った。


「もう、貴方のモノですけど?」


因みに、貴方も私の物です。


---------------------

≪は、恥ずかしくて自分でも読み返す勇気が……誤字脱字ありませんよーに…≫
≪当時、拍手して下さった方ありがとうございましたー!≫
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只今実家を離れて就職中(東北出身)

A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。

映画終わってもまだまだ熱いもん!


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