ﾌﾂﾂｶﾓﾉﾃﾞｽｶﾞ、ﾖﾛｼｸｵﾈｶﾞｲｼﾏｽ 2（緑×紫♀ ﾊﾟﾛ）

良く良く見たら、この文章短かった。

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凄かったのは荷物の内容だ。


「お前さん、良くこんな重いもん持って来たなぁ」


教科書、参考書、辞典などなど、兎に角学習道具を全て持って来た。


「何か、部屋が学生の頃に戻ったみたいだな」

や、良く考えたら、俺置き勉タイプだった。



とりあえず、スクールバッグの中には勉強道具しかなかった。
リュックからは何が出て来ると思ったらノートパソコン。

これまた重い物を。


「てか、それ入れたら後、殆ど物入らなくないか？」

「はい、そうでしたが背に腹は代えられない」


お前の腹はパソコンなのか。


「それよりお前、さっきから服が出て来ないんだけど？」

「だから言いましたでしょ、背に腹は代えられないって」

「まっ！？　まさかティエリア！　パンツ持って来なかったのか？！」

「ぱ？！　貴方何言ってるんですか？！！　持って来てますよ！！　普段着とかを減らして来たって言ってるんですよ！！！」

「あ……」



何コレ、恥ずかしい。

白いパンツ、忘れられる筈がない。
ついつい、言ってしまった。


そうだ、絶対俺のパソコン、触らせないようにしなきゃな。
コイツ、きっと俺よりパソコン詳しいだろうから。



「部屋着や寝巻きは基本、貴方から借りる予定ですので」

「へー………おい、勝手に当てにすんな」

「まさか部屋着を一着しか持ってない何て言うんじゃ」

「貸します貸します」


てかおい、どう考えてもお前じゃ俺のサイズはでか過ぎるだろう。


「彼氏のブカＴなんて誘い方、どこで覚えて来た？」

「ぶかてぃー？」

「……無自覚ですかそうですか」


そうだ、こいつ天然ちゃんだ。
そんなこの子と暫く一つ屋根の下で過ごすなんて、凄く精神を削りそうな気がする。


「確かに、自分のサイズと合わない物を着るのははしたないが……、貴方と二人きりですし、誰にも文句言われないので」


そうなのだ。
話を聞いてればティエリアは末っ子だそうだ。

上に兄と姉がいる模様。
その兄姉はティエリアに凄く教育熱心らしい。


詳しくは聞かないが、本人は相当うざったがっている。もう高校生だ。
確かにそろそろ末っ子扱いは嫌なのだろうが、下の子はいつまでも下の子。

俺も兄だからティエリアの兄姉の気持ちも良く分かるのだが。



「貴方と一緒だと、こう言う事が沢山出来る。
貴方ともっと悪い事、したいです」

「なっ…！」

その言い方止めろ。いやらしい方向に聞こえる。


「早速ですが、今夜は夜更かししたいですっ」

ああ…。
体と精神が持つだろうか……。


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≪まだあるよー≫