ハロティエ！ぜろ

※ハロｘティエの事じゃありません。

【この日】の続きです。
ティエがハロみたいな感じで人型情報端末機だったらって妄想です。
小さい子です。


--------------------
追記：2009/10
　最近、ピクシブでティエリアがハロだったらと言う、このパロと似ているのが流行っておりますが一切関係ございません。
　投稿日を見て、お分かり頂ける通り、これは２００８年６月に考えたものです。
--------------------

---

戦術予報士・スメラギの脇に抱えられた物体を、彼等は凝視していた。




【００】





「子供…」
「違います！」

一番初めに口を開いたのは意外に刹那だった。


「先日話した人型端末機です」

「これが？」

てっきりハロに胴体が生えただけの物だとばかり思っていたのだ。
だから皆驚いていた。


「はいティエ、ご挨拶は？」

下に降ろされたその人型端末機の外見は、普通の子供と見分けがつかないほどリアルに作られていた。


「兄さまは？」

声も子供特有の高い声。

スメラギを無視して辺りをキョロキョロしている。クリクリした瞳に、小動物大好きなアレルヤは目がハートだ。


「あ！　兄サマ！」

ぽてぽて、と効果音が付きそうな足取りでロックオンに近づいて行く。
両手を精一杯伸ばす、その姿。
「兄サマ」なんて笑顔で向けられたら。


抱っこを求められたとロックオンはしゃがみ、両手を広げた。
が。

「ハジメマシテ！　ハジメマシテ！」
「兄さま～」

これ程恥ずかしい事はない。
見事に胸に抱いていたハロだけかっさられた。


「「「…あれ？」」」

３人は見事に声が揃った。そして固まった。


「ティエです」

それだけ言うと、さっきロックオンから奪ったハロを抱いたまま部屋から出て行ってしまった。



「ハロ…」
「かわい～」
「あれは女か？」


「みんな！　もっと違う反応を！」