こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです!
見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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タイトルと中身は酷く関連してません。
ガンAでペンギン目ペンギン科にギュウギュウされてるティエ、酷くMOEましたな図。
「く…さい」
「そりゃ動物園だからな」
ハンカチを口に当てたティエリアは奥へ進もうとしない。
「あれ! あれ見たいです!」
天真爛漫。
ロックオンの手を握り、引っ張って行く。
置いて行く訳にもいかず、動かないティエリアの手首を咄嗟に掴んで奥へ進んでいく。
「見て下さい! お猿さんです!」
「臭い」
「馬さんです!」
「臭い」
「熊さんです!」
「臭い」
「ティエリア、そろそろ飼育員さんに怒られるぞ?」
会話にならない二人。
遠くから見ると妹と姉だ。
あ。姉とか言うと怒りそうだが、服がピンクじゃ多分そう見られてる。
泣かれたら困るから、と言う理由で付いて来たティエリアはちっとも面白そうな顔をしない。
と、言うか、そもそもティエリアが楽しそうな顔を見た事があっただろうか?
「パンダさんです!」
「あ、臭くない」
パンダは草食だからな。
「人いっぱいで見れないです!
アーデさん! 肩車です!!」
「だから、ロックオンの方が高いと言ってるだろう」
「アーデさん…、ミレイナの事……」
目尻に溜まって行く涙。
「アーデさんも十分に高いです!」
「………」
ティエリアの表情の強張った事。
ガチガチで、視線は常に下。
ミレイナには逆らえない。
子供の取扱いが分からずされるがまま。
「ティエリアは子供が苦手ーっと」
頭の中にメモメモ。
「次はあれがいいです!」
指さしたのはふれあい広場と銘打ったウサギを触れられるエリア。
柵の向こう側で行われる光景にティエリアが一歩下がった。
「逃げるなよティエリア」
釘を刺す。
「アーデさんはミレイナの事好きですから逃げませんよ」
バッとミレイナの顔を見るティエリア。
「っぷ」
漫才かこれ?
「僕じゃなくて、アレルヤを呼べば良かったじゃないか……」
一人称僕になってますけど。
隅っこで縮こまるティエリア。
ミレイナは待てー。とあちこち駆けている。
「何だ、ティエリアはこんな小動物が怖いのか?」
柵の中だ、ミレイナが何処かへ行ってしまう心配が無い為、ティエリアの所へ来たのだ。
「……小さい方が怖くないですか?」
『怖くない!』と来ると思ったら。
今日はティエリアの意外な一面ばかりに遭遇する。
「あんなに小さくて……握ったら潰れてしまいそうじゃないですか……?」
そう言って見上げたティエリアの弱々しい目。
自分もどうしていいか分からなくなった。
ティエリアって、案外繊細な子だったんだ。
「ティエリア……」
「ぎゃあっ?!」
突然の奇声。
「どうした!?」
ぐらり、後ろに体が傾き、咄嗟に支えた。
そんなに動物の匂いが嫌いだったか?
…いや、違う、
ティエリアの股下からピコン、と白い耳。
「ウサギじゃん」
ティエリアの下からウサギが顔を出した。
どうやらしゃがんでいたティエリアの下にいつの間にか潜り込んだようだ。
「エロいウサギだなー」
「ろろろロックオン! 追い払え!!」
別にいいだろう。猛獣じゃないんだから。
さっき見たライオンのゾーンでは睨んでいた癖に。
「大丈夫だって、直ぐに……」
もぞり、自分の足首にも違和感。
「うを!」
気付くと何故だか周りが白黒茶色。
違う、ウサギだ。
「な、何で集まって来るんだぁー!」
驚いて立ち上がるもティエリアは腰を抜かしたまま。
俺の足にしがみ付いた。
「凄いです! アーデさんウサギさんにモテモテです!!」
興奮気味にミレイナが走って来た。
ウサギが捕まえられなくて困っていたらしい。
他の子供も奇妙な光景をじっと見ている。
ひょっとしたら、放しているウサギ全部ティエリアの元に集まってるんじゃないのか?
「はっ離れろ~!」
ボロッと零れた。
「泣くなよ……」
「アーデさん、どうしたらそんなにモテるのですか?」
ミレイナ、今のティエリアにその言葉は嫌味にしか聞こえない。
ひょっとしたら自分かもしれないと、ロックオンはひょいっと後ろへ飛び越えてもウサギに動きはない。やはりティエリアだ。
ウサギは特に何をする訳でもなく、ただティエリアにギュウギュウ寄って来るだけ。
逃げ回って捕まえられなかった子供達はティエリアの周りに集まるウサギを喜んで持って行く。
ティエリアが子供達から憧れの目で見られてる。
本人は涙目なのに。
子供は時に残酷だったりする。
「目、赤いから仲間だと思われてんじゃね?」
「茶化すな!!!」
仕方ない。
「ティエリア、ゆっくり立ち上がれー?」
足を一歩出すと、ウサギがサーとそこからなくなる。
ティエリアの時はちっとも動かない癖に。ちょっと傷つくわ。
ロックオンが歩く度、ウサギが着地地点から逃げる。
立ち上がったティエリアは俺に手を伸ばす。
その顔の切ない事。
こんな間抜けなシチュじゃなきゃ、映画でヒロインを救い出すような表情なんだ、ティエリアが。
「わー」
ちょっとおませなミレイナは周りの子供がウサギに夢中になってる中、付き合っていると思い込んでる二人を見て息を漏らす。
「お姫様抱っこですー……」
ティエリアを救出したロックオンはお姫様抱っこしていた。
「ミレイナも……大きくなったらあんな彼氏さんが欲しいです……」
まるで少女マンガの1シーンを見た気分になってるミレイナはトロンとした目で眺めていた。
「かっ! 彼氏じゃな……い」
否定をするも、俺に抱かれた状態じゃ説得力無いぞ……? と心の中で呟くロックオン。
柵から出してもウサギがティエリアを求めてギリギリの所まで追いかけてくる。
「かわいー」
「何処がですか?! 僕が何をしたぁ!」
「いや、」
お前が可愛いんだけど。
追って来れないと分かったら急に強気になって睨んでる。
子供っぽい、子供っぽ過ぎる。
「ひょっとして、ミレイナ邪魔だったりしますか?」
ニコニコ、と言うよりもニヤニヤに近い笑顔でミレイナがこちらを見ている。
「なっ!」
声を上げたのはロックオンの方だった。
だって、この子まだ9つだろ?!
どんな教育方針だ、おやっさん。
「ミレイナは空気読める子ですよ~?」
「じゃあ帰ろう……」
ティエリアが正直に言う。
来たばかりの時は全ての動物を睨み殺す勢いだったのに。
天敵は案外小さかったりする。
誰もが可愛いと言うウサギに泣かされたティエリアはぐったりしていた。
「えーーー! アーデさんも案外奥手ですねー」
「おく…て?」
首を傾げた。
これは驚いたとロックオン。
色恋話はずっとミレイナの方が上らしい。
見た目で判断してはいけないとは本当だ。
ライオンは睨む癖にウサギは怖い。
奥手の意味をどう理解してるのだろう?
この子の脳を引っくり返してみたい。
生きている内に、何となく悟って知って行く部分が酷く欠けているように感じる。
「アーデさん! これはチャンスです! 何かあるかもしれません!」
で、俺を見る。
ああ、彼女はティエリアと俺が付き合ってると思ってるんだっけ?
何かあるとは、俺に告白しろと言っているんだろう。
親切な子だ、ミレイナ。
早とちりもいいとこだが。
「帰る」
「アーデさん!」
「もう、気分が悪い……」
「アーデさんはウサギさん嫌いなのですか?」
「嫌いと言うか……」
ふら、とティエリアがまた傾く。
当然すぐ側にいたロックオンにもたれ掛かる事になるのだが。
「ミレイナ! ピキーンと来ちゃいました!!」
すると急にUターン。出口へ向かう。
「そうですよね、アーデさんは奥手です! 人前でイチャイチャなんて出来ませんもんね!!」
「いちゃ…?」
「ちょっと! ミレイナちゃん?!」
乙女の暴走は止まらない。
「今日はミレイナの事空気と思って下さいね! 思う存分イチャイチャして下さいね!」
興奮気味に話す。
これは少女マンガじゃない。他人の恋に首を出したいのは分かるが、そんなんじゃない関係の自分達はどうすればいい?
ティエリアは頭に?を浮かべるし。
ちゃんとあの時否定すればよかったと今更後悔したロックオン。
動物園より興味を抱く観察対象が出来たおませな少女は走って園を後にした。
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≪次で終わります…≫
ガンAでペンギン目ペンギン科にギュウギュウされてるティエ、酷くMOEましたな図。
「く…さい」
「そりゃ動物園だからな」
ハンカチを口に当てたティエリアは奥へ進もうとしない。
「あれ! あれ見たいです!」
天真爛漫。
ロックオンの手を握り、引っ張って行く。
置いて行く訳にもいかず、動かないティエリアの手首を咄嗟に掴んで奥へ進んでいく。
「見て下さい! お猿さんです!」
「臭い」
「馬さんです!」
「臭い」
「熊さんです!」
「臭い」
「ティエリア、そろそろ飼育員さんに怒られるぞ?」
会話にならない二人。
遠くから見ると妹と姉だ。
あ。姉とか言うと怒りそうだが、服がピンクじゃ多分そう見られてる。
泣かれたら困るから、と言う理由で付いて来たティエリアはちっとも面白そうな顔をしない。
と、言うか、そもそもティエリアが楽しそうな顔を見た事があっただろうか?
「パンダさんです!」
「あ、臭くない」
パンダは草食だからな。
「人いっぱいで見れないです!
アーデさん! 肩車です!!」
「だから、ロックオンの方が高いと言ってるだろう」
「アーデさん…、ミレイナの事……」
目尻に溜まって行く涙。
「アーデさんも十分に高いです!」
「………」
ティエリアの表情の強張った事。
ガチガチで、視線は常に下。
ミレイナには逆らえない。
子供の取扱いが分からずされるがまま。
「ティエリアは子供が苦手ーっと」
頭の中にメモメモ。
「次はあれがいいです!」
指さしたのはふれあい広場と銘打ったウサギを触れられるエリア。
柵の向こう側で行われる光景にティエリアが一歩下がった。
「逃げるなよティエリア」
釘を刺す。
「アーデさんはミレイナの事好きですから逃げませんよ」
バッとミレイナの顔を見るティエリア。
「っぷ」
漫才かこれ?
「僕じゃなくて、アレルヤを呼べば良かったじゃないか……」
一人称僕になってますけど。
隅っこで縮こまるティエリア。
ミレイナは待てー。とあちこち駆けている。
「何だ、ティエリアはこんな小動物が怖いのか?」
柵の中だ、ミレイナが何処かへ行ってしまう心配が無い為、ティエリアの所へ来たのだ。
「……小さい方が怖くないですか?」
『怖くない!』と来ると思ったら。
今日はティエリアの意外な一面ばかりに遭遇する。
「あんなに小さくて……握ったら潰れてしまいそうじゃないですか……?」
そう言って見上げたティエリアの弱々しい目。
自分もどうしていいか分からなくなった。
ティエリアって、案外繊細な子だったんだ。
「ティエリア……」
「ぎゃあっ?!」
突然の奇声。
「どうした!?」
ぐらり、後ろに体が傾き、咄嗟に支えた。
そんなに動物の匂いが嫌いだったか?
…いや、違う、
ティエリアの股下からピコン、と白い耳。
「ウサギじゃん」
ティエリアの下からウサギが顔を出した。
どうやらしゃがんでいたティエリアの下にいつの間にか潜り込んだようだ。
「エロいウサギだなー」
「ろろろロックオン! 追い払え!!」
別にいいだろう。猛獣じゃないんだから。
さっき見たライオンのゾーンでは睨んでいた癖に。
「大丈夫だって、直ぐに……」
もぞり、自分の足首にも違和感。
「うを!」
気付くと何故だか周りが白黒茶色。
違う、ウサギだ。
「な、何で集まって来るんだぁー!」
驚いて立ち上がるもティエリアは腰を抜かしたまま。
俺の足にしがみ付いた。
「凄いです! アーデさんウサギさんにモテモテです!!」
興奮気味にミレイナが走って来た。
ウサギが捕まえられなくて困っていたらしい。
他の子供も奇妙な光景をじっと見ている。
ひょっとしたら、放しているウサギ全部ティエリアの元に集まってるんじゃないのか?
「はっ離れろ~!」
ボロッと零れた。
「泣くなよ……」
「アーデさん、どうしたらそんなにモテるのですか?」
ミレイナ、今のティエリアにその言葉は嫌味にしか聞こえない。
ひょっとしたら自分かもしれないと、ロックオンはひょいっと後ろへ飛び越えてもウサギに動きはない。やはりティエリアだ。
ウサギは特に何をする訳でもなく、ただティエリアにギュウギュウ寄って来るだけ。
逃げ回って捕まえられなかった子供達はティエリアの周りに集まるウサギを喜んで持って行く。
ティエリアが子供達から憧れの目で見られてる。
本人は涙目なのに。
子供は時に残酷だったりする。
「目、赤いから仲間だと思われてんじゃね?」
「茶化すな!!!」
仕方ない。
「ティエリア、ゆっくり立ち上がれー?」
足を一歩出すと、ウサギがサーとそこからなくなる。
ティエリアの時はちっとも動かない癖に。ちょっと傷つくわ。
ロックオンが歩く度、ウサギが着地地点から逃げる。
立ち上がったティエリアは俺に手を伸ばす。
その顔の切ない事。
こんな間抜けなシチュじゃなきゃ、映画でヒロインを救い出すような表情なんだ、ティエリアが。
「わー」
ちょっとおませなミレイナは周りの子供がウサギに夢中になってる中、付き合っていると思い込んでる二人を見て息を漏らす。
「お姫様抱っこですー……」
ティエリアを救出したロックオンはお姫様抱っこしていた。
「ミレイナも……大きくなったらあんな彼氏さんが欲しいです……」
まるで少女マンガの1シーンを見た気分になってるミレイナはトロンとした目で眺めていた。
「かっ! 彼氏じゃな……い」
否定をするも、俺に抱かれた状態じゃ説得力無いぞ……? と心の中で呟くロックオン。
柵から出してもウサギがティエリアを求めてギリギリの所まで追いかけてくる。
「かわいー」
「何処がですか?! 僕が何をしたぁ!」
「いや、」
お前が可愛いんだけど。
追って来れないと分かったら急に強気になって睨んでる。
子供っぽい、子供っぽ過ぎる。
「ひょっとして、ミレイナ邪魔だったりしますか?」
ニコニコ、と言うよりもニヤニヤに近い笑顔でミレイナがこちらを見ている。
「なっ!」
声を上げたのはロックオンの方だった。
だって、この子まだ9つだろ?!
どんな教育方針だ、おやっさん。
「ミレイナは空気読める子ですよ~?」
「じゃあ帰ろう……」
ティエリアが正直に言う。
来たばかりの時は全ての動物を睨み殺す勢いだったのに。
天敵は案外小さかったりする。
誰もが可愛いと言うウサギに泣かされたティエリアはぐったりしていた。
「えーーー! アーデさんも案外奥手ですねー」
「おく…て?」
首を傾げた。
これは驚いたとロックオン。
色恋話はずっとミレイナの方が上らしい。
見た目で判断してはいけないとは本当だ。
ライオンは睨む癖にウサギは怖い。
奥手の意味をどう理解してるのだろう?
この子の脳を引っくり返してみたい。
生きている内に、何となく悟って知って行く部分が酷く欠けているように感じる。
「アーデさん! これはチャンスです! 何かあるかもしれません!」
で、俺を見る。
ああ、彼女はティエリアと俺が付き合ってると思ってるんだっけ?
何かあるとは、俺に告白しろと言っているんだろう。
親切な子だ、ミレイナ。
早とちりもいいとこだが。
「帰る」
「アーデさん!」
「もう、気分が悪い……」
「アーデさんはウサギさん嫌いなのですか?」
「嫌いと言うか……」
ふら、とティエリアがまた傾く。
当然すぐ側にいたロックオンにもたれ掛かる事になるのだが。
「ミレイナ! ピキーンと来ちゃいました!!」
すると急にUターン。出口へ向かう。
「そうですよね、アーデさんは奥手です! 人前でイチャイチャなんて出来ませんもんね!!」
「いちゃ…?」
「ちょっと! ミレイナちゃん?!」
乙女の暴走は止まらない。
「今日はミレイナの事空気と思って下さいね! 思う存分イチャイチャして下さいね!」
興奮気味に話す。
これは少女マンガじゃない。他人の恋に首を出したいのは分かるが、そんなんじゃない関係の自分達はどうすればいい?
ティエリアは頭に?を浮かべるし。
ちゃんとあの時否定すればよかったと今更後悔したロックオン。
動物園より興味を抱く観察対象が出来たおませな少女は走って園を後にした。
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性別:
女性
職業:
実家に帰りたい盛り
趣味:
見ての通り
自己紹介:
只今実家を離れて就職中(東北出身)
A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。
映画終わってもまだまだ熱いもん!
※別ブログによってHNが違いますが、私です。
A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。
映画終わってもまだまだ熱いもん!
※別ブログによってHNが違いますが、私です。
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