こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです!
見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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わあ、久しぶりだねショート。
早く実家に帰りたいけど課題が終わらないと言うストレス。発散したい。
文字数2000もなかったので。
※ティエちゃん試験管出身だよなーって思い立った図です。
-----------------------------------
ティエリアは不思議でならなかった。
時間も忘れ、自分の体温も忘れ、感覚も忘れて考え続けた。
「うお!
コラ、湯冷めしちゃうだろーが?」
風呂から上がると、自分の前に入った筈の彼は未だ上半身裸だった。
叱っても反応なし。
床に座ったまま。
髪も拭かない彼の周りには水滴だらけ。
何をしているのだろうか。
俯いていると思ったが違う、何かを覗き込んでいるんだ。
曲った背中に自分のタオルを掛ける。
彼の前にしゃがみ、同じ目線なって何をしていたか分かった。
「何してんだお前?!!」
彼の右手、人差し指が繰り返し作業の様に動いていた。
クリ、クリ、と、自分の腹の中心、それは自分にもある体の一部。
自分と母親は繋がっていたと言う証。
「何ヘソ弄ってんだよ!?」
白い腹は指で弄り過ぎた所為で赤くなっていた。
急いで右手首を掴み動作を停止させる。
この子は本当に行動が読めない。意味も分からない。
今日は何を思っていたんだろう。
「あーあー、こんなに赤くなっちゃって」
掴んだ手首は冷たくて早く温めなくては。
こちらを見ないティエリア。手首を掴んだんだから俺の存在には気付いてる筈なのに。
「ヘソ、どうしてあるのでしょう?」
「は?」
やっと口を開いたと思えばだ。
「貴方にもあるのでしょう?」
掴まれていない左手で俺のシャツを捲る。
当然あるに決まっている。
「あははっ、くすぐったいって!」
そのまま俺の腹を擦るものだからくすぐったくて笑ってしまった。
「で、ヘソがどうしたって?」
「どうして僕にもあるのだろうと」
「俺にもあるだろう、みんなあるだろう?」
当たり前の事をよく疑問に思う彼は俺を飽きさせない。
「ヘソはそもそも、胎児の段階で母体から栄養を貰う際に繋がれていた物だ。生まれて来たら何にも役に立たない」
「まあ、そりゃそうだけど」
「じゃあ、どうして僕にもあるのです?」
「は?」
「だから、どうして僕にもあるのかって」
ループだ。
「………」
理解しない俺に遂に諦めたのか、俯いて弄りはしないがヘソを見詰める。
「あ」
暫くして理解した。鈍い脳で申し訳ない。
「何です、急に。重いです」
切なかったんだ。
俯く頭に自分の頭をくっ付けた。
ティエリアも俺に頭を押し付けてくるから絶妙なバランスで俺達は支え合っていた。
ヘソは生まれてくるまで、母親から栄養を貰っていた証。
生まれて来たら別にいらない物。それなら、
人の腹から生まれていないのに、自分にあるのは可笑しい。
そう俺に問いたかったんだ。
「舌足らずだなー、相変わらず」
「…?」
「寂しいならそう言えばいいのに」
「誰が寂しいなんて言いましたか」
人間でありたいと思いながらも結局は自分と歴史が全く違うんだ。
誰も腹を痛めて産んでくれなかった。
たまに、無意識の内に羨ましいんだろうな。
「っくふっ、止めてください……、くすぐったいです」
笑った。
指の腹で擦るってみると身を捩って笑う。
少しでも気が紛れれば。
「ふっ、ははっ、も、止めてくださ……っ」
逃げる腰に手を回し、逃げ道を失くす。
赤くなった腹。
舐めれば治るなんて誰が考えたんだ。
腹に埋める俺の髪を引っ張る。
「ひゃぁ! ろっくお……あははっ、も、限界ですっ!」
忘れてくれ。考えるのをよそう。
お前が考えれば俺も考える。
俺とお前が違うだなんて考えたくないんだ。
「っふはっ、はははっ!」
やり過ぎた。グラリと体が後ろへ傾く。
「ティエリア!」
間一髪で彼の頭と床の間に手を滑り込ませる事に成功した。
「はーはー、ロックオン……冷たいです」
笑い過ぎた彼は涙目。
乾かない髪が彼の胸を濡らす。
「重いです」
当然彼の頭を庇った俺は彼に抱きつく形になる。
ああ、商売道具である手がゴッと床にぶつかった。痛い。
「あのですね、ロックオン…?」
「ん? 何だ?」
実は幾ら湯冷め寸前の肌でも人肌は人肌。気持ち良くてちょっと動きたくないのが本音。
「どうして僕にもヘソがあると思いますか?」
「……」
まだ来るか。
「あっても特に役に立たないけど、あって別に困らないだろう?」
「……そうですね」
おう、驚くほど簡単な答えで良かったんだな。
てか答えなのか?
理解してくれてありがとう。
さあ、冷えた体を温め直しにシャワー室に行こうか?
----------------------------
≪そういやティエリアって人から生まれてないけどヘソあるのかなーって思い立った図≫
≪OPで見たらちゃんとありましたね≫
≪これ、私の思考回路が馬鹿何でしょうか?≫
早く実家に帰りたいけど課題が終わらないと言うストレス。発散したい。
文字数2000もなかったので。
※ティエちゃん試験管出身だよなーって思い立った図です。
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ティエリアは不思議でならなかった。
時間も忘れ、自分の体温も忘れ、感覚も忘れて考え続けた。
「うお!
コラ、湯冷めしちゃうだろーが?」
風呂から上がると、自分の前に入った筈の彼は未だ上半身裸だった。
叱っても反応なし。
床に座ったまま。
髪も拭かない彼の周りには水滴だらけ。
何をしているのだろうか。
俯いていると思ったが違う、何かを覗き込んでいるんだ。
曲った背中に自分のタオルを掛ける。
彼の前にしゃがみ、同じ目線なって何をしていたか分かった。
「何してんだお前?!!」
彼の右手、人差し指が繰り返し作業の様に動いていた。
クリ、クリ、と、自分の腹の中心、それは自分にもある体の一部。
自分と母親は繋がっていたと言う証。
「何ヘソ弄ってんだよ!?」
白い腹は指で弄り過ぎた所為で赤くなっていた。
急いで右手首を掴み動作を停止させる。
この子は本当に行動が読めない。意味も分からない。
今日は何を思っていたんだろう。
「あーあー、こんなに赤くなっちゃって」
掴んだ手首は冷たくて早く温めなくては。
こちらを見ないティエリア。手首を掴んだんだから俺の存在には気付いてる筈なのに。
「ヘソ、どうしてあるのでしょう?」
「は?」
やっと口を開いたと思えばだ。
「貴方にもあるのでしょう?」
掴まれていない左手で俺のシャツを捲る。
当然あるに決まっている。
「あははっ、くすぐったいって!」
そのまま俺の腹を擦るものだからくすぐったくて笑ってしまった。
「で、ヘソがどうしたって?」
「どうして僕にもあるのだろうと」
「俺にもあるだろう、みんなあるだろう?」
当たり前の事をよく疑問に思う彼は俺を飽きさせない。
「ヘソはそもそも、胎児の段階で母体から栄養を貰う際に繋がれていた物だ。生まれて来たら何にも役に立たない」
「まあ、そりゃそうだけど」
「じゃあ、どうして僕にもあるのです?」
「は?」
「だから、どうして僕にもあるのかって」
ループだ。
「………」
理解しない俺に遂に諦めたのか、俯いて弄りはしないがヘソを見詰める。
「あ」
暫くして理解した。鈍い脳で申し訳ない。
「何です、急に。重いです」
切なかったんだ。
俯く頭に自分の頭をくっ付けた。
ティエリアも俺に頭を押し付けてくるから絶妙なバランスで俺達は支え合っていた。
ヘソは生まれてくるまで、母親から栄養を貰っていた証。
生まれて来たら別にいらない物。それなら、
人の腹から生まれていないのに、自分にあるのは可笑しい。
そう俺に問いたかったんだ。
「舌足らずだなー、相変わらず」
「…?」
「寂しいならそう言えばいいのに」
「誰が寂しいなんて言いましたか」
人間でありたいと思いながらも結局は自分と歴史が全く違うんだ。
誰も腹を痛めて産んでくれなかった。
たまに、無意識の内に羨ましいんだろうな。
「っくふっ、止めてください……、くすぐったいです」
笑った。
指の腹で擦るってみると身を捩って笑う。
少しでも気が紛れれば。
「ふっ、ははっ、も、止めてくださ……っ」
逃げる腰に手を回し、逃げ道を失くす。
赤くなった腹。
舐めれば治るなんて誰が考えたんだ。
腹に埋める俺の髪を引っ張る。
「ひゃぁ! ろっくお……あははっ、も、限界ですっ!」
忘れてくれ。考えるのをよそう。
お前が考えれば俺も考える。
俺とお前が違うだなんて考えたくないんだ。
「っふはっ、はははっ!」
やり過ぎた。グラリと体が後ろへ傾く。
「ティエリア!」
間一髪で彼の頭と床の間に手を滑り込ませる事に成功した。
「はーはー、ロックオン……冷たいです」
笑い過ぎた彼は涙目。
乾かない髪が彼の胸を濡らす。
「重いです」
当然彼の頭を庇った俺は彼に抱きつく形になる。
ああ、商売道具である手がゴッと床にぶつかった。痛い。
「あのですね、ロックオン…?」
「ん? 何だ?」
実は幾ら湯冷め寸前の肌でも人肌は人肌。気持ち良くてちょっと動きたくないのが本音。
「どうして僕にもヘソがあると思いますか?」
「……」
まだ来るか。
「あっても特に役に立たないけど、あって別に困らないだろう?」
「……そうですね」
おう、驚くほど簡単な答えで良かったんだな。
てか答えなのか?
理解してくれてありがとう。
さあ、冷えた体を温め直しにシャワー室に行こうか?
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≪そういやティエリアって人から生まれてないけどヘソあるのかなーって思い立った図≫
≪OPで見たらちゃんとありましたね≫
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プロフィール
HN:
兎羽
HP:
性別:
女性
職業:
実家に帰りたい盛り
趣味:
見ての通り
自己紹介:
只今実家を離れて就職中(東北出身)
A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。
映画終わってもまだまだ熱いもん!
※別ブログによってHNが違いますが、私です。
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