ごみ箱連載ちゅーー

嫌な位続くよ！
A good medicine tastes bitter 4

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同じマイスター、アレルヤは久し振りに顔色の良いティエリアに話し掛けた。


「ああ、そうだな」

「……ティエリア？」


アレルヤは違和感を感じた。
ピシャリ、冷たさを感じた。


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（ああ、思考が、頭が透き通っていく……）

ティエリアは久し振りのクリアな思考に浸る。


その感覚が以前の、何物も受け付けない、考える必要などない。ヴェーダの申し子だった頃のだと本人は気付かなかった。

あまりにも最近、襲う頭痛と吐き気に麻痺されていたから。
久しい体の調子にティエリアは戦えると嬉しかった。




「ティエリア、体は大丈夫か？」

近付いて来たのは今度は刹那。


「問題ない」

「そうか、良かった……。今から食事に行かないか？」

「いや、今はいい。報告書は出して置く。失礼」

「ティエリア？」
この冷たさ、覚えがあった。

去って行くティエリアに刹那は違和感と同時に不安も抱いた。



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（……何か、可笑しい…。違和感が……）

ティエリア本人も感じていた。
病み上がりだからだろうか？


（まあ、どうでもいい。早くセラヴィーの調整に行きたい……）



はっとした。

次の戦いを求めてる？



「今何を考えていた、何を…？」





『もう少しよ、リボンズ』

頭を抱えるティエリアの様子をつかさず報告した。