こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです!
見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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私は中二病かもしれない……。
A good medicine tastes bitter 2
です。
体の調子が可笑しい。
始めは、軽い疲労だったのに。
今は常に熱が体の全神経を支配し、麻痺させる。
「疲れから来る熱だと思っていたのですが……、ひょっとしたら何かの病気にかかっているのかも知れませんね…?」
「びょう、き……」
「今度、詳しくスキャンを掛けてみましょう」
「そうだな……。わざわざ部屋まで足を運ばせて悪かったな、アニュー」
体がだるいと訴えるティエリア。
座るベッド脇のサイドテーブルには、空のビン。
元から白い肌が、更に白く病的なまでに。
「微熱ですし……」
「大丈夫だ、ミッションには出れる範囲だ」
強く言うティエリアの目は弱々しくも、芯はしゃんとしていた。
「……それは?」
「熱をこれ以上上げない様にする為の注射です」
痛みに一瞬顔を歪ませた。
「悪いな……」
「いえ、マイスターさん達の体調管理も、私の仕事ですから」
日に日に目が虚ろになって行くのが分かる。
だって、何本注射打ったと思ってるの?
それでもクルー達の前では強がりを見せる。士気が下がらない様に。
仲間なんて。
私達が仲間よ? いや、仲間なんかじゃ言い表せない。イノベイターなのだから。
----------
ミッション終了。帰還したマイスター達から聞こえて来た声にアニューは内心、頬を緩ませた。
『ティエリアが倒れた!』
コックピットから出て来た瞬間、倒れたそうだ。
結構頑張るじゃない。さっさと倒れた方が楽なのに。
高熱。
「すみません、薬打った筈なのに……」
「いや……、君は最善を尽くしてくれた筈だ……」
苦しい筈なのに、笑ってみせる。
何て貴方は優しくなってしまったの?
まるで人間。
なら、悪魔の囁きを優しく囁く。
「もっと、強いの打ってみます…?」
----------
「ティエリアはどう?」
スメラギはメディカルルームから出てくるなり話し掛けて来た。
「解熱剤を打っておきました。詳しくは今体をスキャンしてますので」
解熱剤を打ったのは本当。半分は本当。
戦力が減ると言い、カプセルに入るのを拒否する予想もピッタリ当たった。
「本当は、ゆっくり休ませてあげたいんだけどね……」
「お察しします」
間なんて入れさせない。
少しずつ、確実に。
----------
「今日は寝ていろ」
「そうは、いかない……」
フラフラなティエリアを気遣うマイスター達。
美しい友情ね。壊れるのが楽しみだわ。
「戦力が、足りなくなる……」
戦闘こそが薬を促進させる。
思い出していくの、戦いの記憶を。ヴェーダと繋がる心地良さを。
「アニュー、済まないが、薬を頼む」
喜んで。
「気を付けて下さいね、ティエリアさん?」
強いのを、沢山あげる。
A good medicine tastes bitter 2
です。
体の調子が可笑しい。
始めは、軽い疲労だったのに。
今は常に熱が体の全神経を支配し、麻痺させる。
「疲れから来る熱だと思っていたのですが……、ひょっとしたら何かの病気にかかっているのかも知れませんね…?」
「びょう、き……」
「今度、詳しくスキャンを掛けてみましょう」
「そうだな……。わざわざ部屋まで足を運ばせて悪かったな、アニュー」
体がだるいと訴えるティエリア。
座るベッド脇のサイドテーブルには、空のビン。
元から白い肌が、更に白く病的なまでに。
「微熱ですし……」
「大丈夫だ、ミッションには出れる範囲だ」
強く言うティエリアの目は弱々しくも、芯はしゃんとしていた。
「……それは?」
「熱をこれ以上上げない様にする為の注射です」
痛みに一瞬顔を歪ませた。
「悪いな……」
「いえ、マイスターさん達の体調管理も、私の仕事ですから」
日に日に目が虚ろになって行くのが分かる。
だって、何本注射打ったと思ってるの?
それでもクルー達の前では強がりを見せる。士気が下がらない様に。
仲間なんて。
私達が仲間よ? いや、仲間なんかじゃ言い表せない。イノベイターなのだから。
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ミッション終了。帰還したマイスター達から聞こえて来た声にアニューは内心、頬を緩ませた。
『ティエリアが倒れた!』
コックピットから出て来た瞬間、倒れたそうだ。
結構頑張るじゃない。さっさと倒れた方が楽なのに。
高熱。
「すみません、薬打った筈なのに……」
「いや……、君は最善を尽くしてくれた筈だ……」
苦しい筈なのに、笑ってみせる。
何て貴方は優しくなってしまったの?
まるで人間。
なら、悪魔の囁きを優しく囁く。
「もっと、強いの打ってみます…?」
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「ティエリアはどう?」
スメラギはメディカルルームから出てくるなり話し掛けて来た。
「解熱剤を打っておきました。詳しくは今体をスキャンしてますので」
解熱剤を打ったのは本当。半分は本当。
戦力が減ると言い、カプセルに入るのを拒否する予想もピッタリ当たった。
「本当は、ゆっくり休ませてあげたいんだけどね……」
「お察しします」
間なんて入れさせない。
少しずつ、確実に。
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「今日は寝ていろ」
「そうは、いかない……」
フラフラなティエリアを気遣うマイスター達。
美しい友情ね。壊れるのが楽しみだわ。
「戦力が、足りなくなる……」
戦闘こそが薬を促進させる。
思い出していくの、戦いの記憶を。ヴェーダと繋がる心地良さを。
「アニュー、済まないが、薬を頼む」
喜んで。
「気を付けて下さいね、ティエリアさん?」
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兎羽
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性別:
女性
職業:
実家に帰りたい盛り
趣味:
見ての通り
自己紹介:
只今実家を離れて就職中(東北出身)
A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。
映画終わってもまだまだ熱いもん!
※別ブログによってHNが違いますが、私です。
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