同世代親子３（パロ♀）

懲りずにやります。

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ああ、この匂いが昨日の出来事が夢で無い事を告げている。


【同世代親子】


二階から下りて来ると、案の定美少女が朝ごはんを作っていた。
気付いているのかいないのか、こっちらを振り向く事はない。

１０年振りだ。自分で朝ごはんを用意しなくていい朝は。
だがそれはちっとも嬉しくはなく。


目の前で味噌汁の味見をしている美少女は白いエプロン姿。
身長は普通の女子に比べると高いが、とてもじゃないが「お母さん」なんて呼べない。



「さっすがティエリア！　料理上手いなー」

昨日、突然新しい母親を連れて来た馬鹿が馬鹿みたいに入って来た。


「自炊程度です。大したものはつくれませんので」

「いやいや十分だよ」


むしろ親子に見える位年の差カップル。
だがまて、その妻と１つ違いの息子はどうなる。

自分で息子と一瞬でも思った事に腹が立つ。


食べないのもなんなので、とりあえず食べてやった。
早く学校へ逃げたい。


「待て！」

そこには昨日のセーラー服を着たティエリア。

「学校の方向が同じだ。一緒に行かないか？」


固まった。


「…僕と一緒が嫌ならそれでいい。時間をおいて出る」

「僕…」女性なのに。違和感を感じた。
確かに口調も男らしい。



「やはり、思春期の男は、母親と共に行動を取る事に抵抗を感じるのだな」

「それ以前の問題だろ！」


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≪短いな。むしろ短編か？≫