こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです!
見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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さっきの続き。
この放心状態。何時間続いたものか。
緩む事の無かった俺を離さない腕。
宇宙で分からないが、多分そろそろ朝に違いない。
しかし俺はどうする事出来ず。
殴って起こす訳にはいかない。
いつか寝返りを打って、力が緩む瞬間をずっと待っているのだが。
残念ながら、彼等が起きるまで緩む事は無かった。
「ふああああ」
先に起きたのは刹那。
大きな欠伸と共に起きた。
「………」
起きた。力が緩む前に起きた。
大きな瞳と目が合う。
数回パチクリさせた後、
「ああ、ロックオン」
と呟く。
予想外。ノンリアクション。
「んっ、朝か……?」
ティエリアも刹那の声に反応して起きた。
「………」
こちらも目がガッチリ合う。
俺を凝視する。思うよな、何で居るのかって。
「………叶った…………」
ティエリアは呟いた。
「は?」
「さっサンタはやはり本当にいたんだ! ちゃんと欲しい物をくれたっ!」
むぎゅーっと、昨晩から抱きついたままの体を更に締め付ける。
「てぃ、ティエリア?!!」
俺に絡まるティエリアを横目に、刹那はキョロキョロして何かを探している。
「あった!」
自前の膨らんだ靴下を見付けると、すぐさま手を突っ込む。
中から出て来たのはお望み通り……違った、第2候補のビームサーベル。
箱が破れるのなど気にせず、一気に中から出した。
そして、
「俺が、ガンダムだー!」
ベッドの上に立ち上がり、天高く突き上げた。
「おーおー、良かったなー、刹那」
てゆうか、本当に俺が(しかも緑色のサンタ衣装)居ても何の疑問も抱かないのか……?
「僕頼んだんですっ、ロックオンが欲しいって。実はヴェーダにしか言ってなかったんですが……、サンタはやはり見ていた!!」
珍しく興奮気味に喋る。
そうか、だから何の疑問も抱かなかったのか。
「てゆうか俺?!」
嬉しそうに腕に絡まる。
殺害依頼の手紙の「彼」って俺か!
あ、やべえ、涙出て来た。
「ところで何で居るんだロックオン」
かなり遅れての反応。
「僕のプレゼントだ」
「……何だその服は?」
遂に来た、このサンタコスプレ衣装。
「だから僕のプレゼントだ」
ティエリアはもはや会話する気は無い様だ。
「成程」
納得する刹那も刹那だ。
ああそうですね、サンタさんは赤い服だもん。緑はサンタとは認識しない様だ。
俺で喜んでいるが、イアンが苦労して持ち運んできたプレゼントを忘れて貰っちゃ困る。
「あ、あの、プレゼント、ぬいぐるみ……」
「わあ! 凄い!!」
本当に子供の様に笑って、今の状況下を忘れた。
「ぴかちゅー!!」
「あはは、好きかー?」
乾いた笑いしか出てこない。
いつものクールはどこ行った。
これは一応、ミッション成功と言う事だろうか?
「あ、成功してる」
気付くとドアからアレルヤが顔をのぞかせていた。
素振りをする刹那。
俺とぬいぐるみに挟まれたティエリア。
「駆逐する!」
刹那がアレルヤに向かったビームサーベルを振り下ろした。
効果音が鳴る。
「ぐあー」
大変ノリのいいアレルヤ。
「あ、サンタさんからちゃんとプレゼント貰えたんだね」
「当たり前だ。見ろ! 二個も貰った!」
ティエリアが自慢げに俺とピカチュウを突き出した。
笑顔のアレルヤが凍った。
「あ、貴方って人は……、プレゼントとしてまで近付きたかったんですか……?」
「待て待て! 誤解! てゆーか事故! 俺被害者!!」
「俺、他の奴等も駆逐してくる!」
つまり、自慢してくると言っている。
「どうしようアレルヤ! 俺ら相思相愛だった!!」
「下心あったんですね?!」
「僕も、プレゼントをヴェーダに報告せねば!」
俺とアレルヤの会話なんて聞いちゃいない。ピカチュウを持ったティエリアが元気に走っていった。
「………」
「………」
目が合う二人。
「バレませんでしたね」
「バレなかったな」
この衣装なのに。二人は同時に思った。
「あ、来年もよろしくお願いします」
今度こそ殴りたい衝動に駆られた。
-------------------------------------
≪もうノーコメントで≫
≪やりたい放題、兄貴は貧乏くじ≫
この放心状態。何時間続いたものか。
緩む事の無かった俺を離さない腕。
宇宙で分からないが、多分そろそろ朝に違いない。
しかし俺はどうする事出来ず。
殴って起こす訳にはいかない。
いつか寝返りを打って、力が緩む瞬間をずっと待っているのだが。
残念ながら、彼等が起きるまで緩む事は無かった。
「ふああああ」
先に起きたのは刹那。
大きな欠伸と共に起きた。
「………」
起きた。力が緩む前に起きた。
大きな瞳と目が合う。
数回パチクリさせた後、
「ああ、ロックオン」
と呟く。
予想外。ノンリアクション。
「んっ、朝か……?」
ティエリアも刹那の声に反応して起きた。
「………」
こちらも目がガッチリ合う。
俺を凝視する。思うよな、何で居るのかって。
「………叶った…………」
ティエリアは呟いた。
「は?」
「さっサンタはやはり本当にいたんだ! ちゃんと欲しい物をくれたっ!」
むぎゅーっと、昨晩から抱きついたままの体を更に締め付ける。
「てぃ、ティエリア?!!」
俺に絡まるティエリアを横目に、刹那はキョロキョロして何かを探している。
「あった!」
自前の膨らんだ靴下を見付けると、すぐさま手を突っ込む。
中から出て来たのはお望み通り……違った、第2候補のビームサーベル。
箱が破れるのなど気にせず、一気に中から出した。
そして、
「俺が、ガンダムだー!」
ベッドの上に立ち上がり、天高く突き上げた。
「おーおー、良かったなー、刹那」
てゆうか、本当に俺が(しかも緑色のサンタ衣装)居ても何の疑問も抱かないのか……?
「僕頼んだんですっ、ロックオンが欲しいって。実はヴェーダにしか言ってなかったんですが……、サンタはやはり見ていた!!」
珍しく興奮気味に喋る。
そうか、だから何の疑問も抱かなかったのか。
「てゆうか俺?!」
嬉しそうに腕に絡まる。
殺害依頼の手紙の「彼」って俺か!
あ、やべえ、涙出て来た。
「ところで何で居るんだロックオン」
かなり遅れての反応。
「僕のプレゼントだ」
「……何だその服は?」
遂に来た、このサンタコスプレ衣装。
「だから僕のプレゼントだ」
ティエリアはもはや会話する気は無い様だ。
「成程」
納得する刹那も刹那だ。
ああそうですね、サンタさんは赤い服だもん。緑はサンタとは認識しない様だ。
俺で喜んでいるが、イアンが苦労して持ち運んできたプレゼントを忘れて貰っちゃ困る。
「あ、あの、プレゼント、ぬいぐるみ……」
「わあ! 凄い!!」
本当に子供の様に笑って、今の状況下を忘れた。
「ぴかちゅー!!」
「あはは、好きかー?」
乾いた笑いしか出てこない。
いつものクールはどこ行った。
これは一応、ミッション成功と言う事だろうか?
「あ、成功してる」
気付くとドアからアレルヤが顔をのぞかせていた。
素振りをする刹那。
俺とぬいぐるみに挟まれたティエリア。
「駆逐する!」
刹那がアレルヤに向かったビームサーベルを振り下ろした。
効果音が鳴る。
「ぐあー」
大変ノリのいいアレルヤ。
「あ、サンタさんからちゃんとプレゼント貰えたんだね」
「当たり前だ。見ろ! 二個も貰った!」
ティエリアが自慢げに俺とピカチュウを突き出した。
笑顔のアレルヤが凍った。
「あ、貴方って人は……、プレゼントとしてまで近付きたかったんですか……?」
「待て待て! 誤解! てゆーか事故! 俺被害者!!」
「俺、他の奴等も駆逐してくる!」
つまり、自慢してくると言っている。
「どうしようアレルヤ! 俺ら相思相愛だった!!」
「下心あったんですね?!」
「僕も、プレゼントをヴェーダに報告せねば!」
俺とアレルヤの会話なんて聞いちゃいない。ピカチュウを持ったティエリアが元気に走っていった。
「………」
「………」
目が合う二人。
「バレませんでしたね」
「バレなかったな」
この衣装なのに。二人は同時に思った。
「あ、来年もよろしくお願いします」
今度こそ殴りたい衝動に駆られた。
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兎羽
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性別:
女性
職業:
実家に帰りたい盛り
趣味:
見ての通り
自己紹介:
只今実家を離れて就職中(東北出身)
A型!身長約150!腐女子!
人生最大的にガンダム00にハマった訳で。
映画終わってもまだまだ熱いもん!
※別ブログによってHNが違いますが、私です。
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