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こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです! 見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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あっちゃ、また駄文だぜ!

セカンドって、どうやれば幸せになれるの??
5話辺り。


肌を刺す寒さとはこの事か。

故郷も寒かったが、此処も酷く寒い。


ノーマルスーツを着込んでいればこの寒さを感じずに済むが、今の俺にはこれがいい。


間に合わず、温かい宿を無くした彼等に申し訳なさ過ぎて。




冷たい風を通す瓦礫に一人座り、壊れた屋根の隙間から月明かりが漏れる。



パキ
と崩れた瓦礫を踏みつぶす音が聞こえた。


「誰だ!!」

「……! ロックオンか?」

「ティエリア・アーデ…?」



ティエリアも救えなかった罪悪感から眠れなかった。

此処の基地が襲撃された原因に、少なかれ自分達も入っている。

それだけの覚悟で反政府を掲げているのだろうが、それを自分達が潰してしまったと思うと。




「明日もガンダムを出す事になるだろう、早く寝た方がいい」

「あんたに言われたくねーよ」


こんな言葉で表現するのは悪いが、まるで拗ねた子供だった。




【その言葉、ソックリお前さんに返すよ】

【そうか、ありがと】

【あはは、じゃあ一緒に寝るか?】


僕の脳が勝手に幻想をつくり出す。




(やはり、違うな)


あの人はどんなに胸の内で、ふつふつと湧き上がろうが、それを表に出さなかった。

あったとしても、数日経てば何もなかったかの様に自分に触れて来た。


単純に、その場の空気が悪くなるからそうしたのだと僕は思う。

彼は、要は大人で、優しかったんだ。




はっとして、頭を強く振った。
いけない、いけない、やってはいけない。



「寒く、ないですか? …その恰好」

CBの制服。

「お前も同じ恰好だけど?」

しまった。とっさに出た、自分の頭を切り替える為の言葉は矛盾していた。



「……っくしゅ!」

「……!」

更にくしゃみまで。




「………あんた、何しに来たんだ?」

「……眠れないだけだ」

「あっそ」


明らかに不機嫌な彼は、呆れた顔も覗かせる。
しかし、相手も自分同様にイライラしているのだろう。ここで帰ればいいのにいてしまう。

ティエリアは崩れた瓦礫に触れる。ひんやりと更に体温を奪われると言うのに。







(何を考えているのだろう…?)

苛立ちを含んだ真剣な横顔、似ている。

(いけない)

いつだったろう。ああ、あの時の合同軍事演習だったろうか。


「ああ……ロックオン」

「ん?」


「!」

ドタン。


「……何してんだ、あんた?」


そうだ、彼はロックオンだった。
返事を返して来て当たり前。

なのに、一瞬だが、彼が、あの人が返事をしてくれた様で驚いたのだ。



「ったく、あぶなっかしーの。マイスターって、運動神経もいいんだろ?」


いつまでも起き上がろうとしないティエリアに、わざわざ近づき、ライルは手を差し出した。



転んだ人に手を差し伸べない様な男ではない様だ。




「あったかい………」

「あ?」


また、また余計な事を僕は…!



「やっぱり寒いんじゃんかよ」

ぱっと自ら手を離す。

「君は寒くないのか?」

「慣れっこ。俺の出身地、アイルランドだし」


知っている。そんなの、全て知っている。



「一応言っておくが、そう言う自分の過去をあまりベラベラと話さない様にした方がいい」

「おっと、確かに」




ライルは、瓦礫に気付かずこけてしまうと言う、普段の真面目な面からは想像できない失態を見てしまい、少しだけ笑えた。






「なあ、教官殿?」

「ティエリアでいい」

「じゃあティエリア」


「…っ」

(謝る、すまない。胸が、堪らなく苦しい)


表情に出ない様に必死に真顔を保つ。



「ティエリアはどうしてCBに入って、戦ってるんだ?」

ひゅっと、喉に乾いた冷たい空気が入り込む。

言えない。私の戦う理由は、あの人から貰った……、



「言えない? そっか、結構CBって個人情報厳守なんだな」


(私の戦う理由の一つに、貴方も含まれている)



あの人の、唯一の肉親を、私は守り切って見せる。



(戦いに巻き込んでしまった、あの人は怒っていないだろうか?)
(刹那が無理やり連れて来たとは言え、彼も自ら戦うと決めたんだ)
(大丈夫だ、いざとなったら私が…!)



「そんな怖い顔すんなよ?」

「あ……、すまない、そんなつもりはないんだ」

いつもの強く燃える瞳が、少し揺れて見えたのは月明かりが再び射したから。




(ホントに、現実味がないくらいの美人さん……)



(兄さんも、思ったかな……?)


「おっと」
自分の首を絞めようとは。



「あーあ、少しは気が紛れたかも」

「………?」


帰るのか出口へ歩き出す。


擦れ違いざま、腕に押つけられたのは彼の緑色の上着。


「お、おい!」

「もう少しいるんだろ? 風邪引かないで下さいよ、教官…いやティエリア」

「……」



振り返らずにトレミーへ戻る。

元廊下だった道を歩く。


膝から倒れるティエリアを確認してはいないが、聞こえた音でそうだろうと想像した。





それから聞こえて来た、すすり泣く声は聞かなかった事にした。
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只今実家を離れて就職中(東北出身)

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人生最大的にガンダム00にハマった訳で。

映画終わってもまだまだ熱いもん!


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