チャイルドマスター（マイスターズ）

大分前のお話ですが（この日です）、
やりたかったティエ幼児化した「チャイルドマインダー」ならぬ「チャイルドマイスター」を夏休み中考えてました。（どんな夏休みだ


そろそろ、セカンドを意識したサイト作りをしなきゃいけないんでしょうが、
私にそんな話無理です。他のサイト様を巡る勇気を誰か下さい。




※ティエ幼児化、完全にファーストな話です。

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トレミー内で使われてない部屋、空き部屋に彼らは呼ばれた。


「マイスターの皆さん注目！」


呼び出した張本人、スメラギの胸には２歳前後の赤ん坊がいた。







【チャイルドマイスター】







「ま、まさかスメラギさんのこっ…こど…！」

「誘拐？」

「よく見ろお前ら、ティエリアそっくりじゃねぇか。…はっ！　まさかあの時の…！？」


上から順に、アレルヤ、刹那、ロックオン。


「流石ロックオン、鋭い！
………って最後の何？」


「しまった」と口を押さえるロックオン。
時すでに遅し。
吐くまで事情聴取決定。




こほん、とスメラギが咳払いした。


「まあ、と言う訳で」

「どういう訳？！」

「同じマイスター同士、貴方達が面倒見なさい！
以上、解散！」


はい、とロックオンに手渡される（スメラギが言うには）ティエリア。



「やぁぁ！　しゅめらぎっ！！」

ボロボロと涙線が壊れたように泣き始める。
子供特有の甲高い声で、まるで母親から離れるのを拒む赤ちゃんの様に。



「私はティエリアがいない分のプラン変更をヴェーダと練ってきます」

「ふぇええええ」

「そんなっ！」

「では。健闘を祈ります」

「いやぁー」


この状況で良く言える。

短い手足を精一杯伸ばし暴れる。ロックオンは落ちない様に抱くので精一杯。


ひらひら手を振り、部屋から出て行ってしまった。
ティエリアは遂にと更に声を荒げる。



「どっどうしましょう？！」

オロオロするアレルヤ。
ロックオン以外のこの二人に、赤ん坊を扱った事などない。


「いや、待て、ティエリア、暴れるな！　二人とも、何とかしてくれ！！」

「泣き疲れるのを待とう」

「酷いこと言うなぁ…お前」
刹那の考え却下。


むぅ…、と考える素振りを見せる。
アレルヤは未だにオロオロ。ティエリアに触れる事も出来ず手だけが宙に浮く。



「アメやる」
ポケットから棒付きキャンディーを取り出した。
食べ盛りな彼は常備が当たり前。


「お前、物で釣るな！　変な癖が着いたらどうするんだ！？
てゆーか釣られるの？」



ピタリ、泣き止む。
悲しい事に物で釣られた。



「あめぇ」
「そうだ、アメ」

子供の切り替えは実に恐ろしい。
泣き叫ぶ声はいつの間にか笑い声に変わった。


手渡すと包装ごと舐めだす。

「あーあー、それは食えないの。アレルヤ取ってやれよ？」

「あ、はい！」

包装を剥がして貰い、ようやくありつける。



夢中で舐める小さなティエリアにアレルヤは問う、

「おいしい？」
「おいち！」

パァッて笑うんだもの。


「やべぇ、…マジ可愛い」

ロックオンは頭の中で考えた。
「俺とティエリアの子供はこんな感じなんだろう」と。




「何考えてるんですか、ロックオン？」

「え？」

「凄いやらしい顔してました」


（アレルヤが悟ってる！　俺の脳内を…！）


「ほぉら、ティエリア～、刹那にお礼は？」

逃げた。とアレルヤは腹の中で呟いた。



「せちゅな？」

「そう、アメくれたお兄ちゃんが刹那」

クリクリおめめで見詰められれば…。


「せちゅな！」
新しく覚えた言葉が嬉しいのか、大声で呼んだ。


（せちゅなって、せちゅなって、せちゅなって……）
頭の中でエコーする。

刹那の目が見開く。何なんだ、この込み上げてくる衝動は。




泣き止んだとこで、アレルヤが言う、

「そう言えば、何でティエリアちっちゃくなってるんですか？」


一瞬、間が開く。


「「「意味分かんないけどいっか」」」

三人は非現実的な事を見事に流した。可愛いからいい。と。



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続きます。
こんなノリです。１ヵ月前なのに。

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セカンドを眼中に入れられない私。
助けて！