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こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです! 見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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特に意味は無いんだけど、突然打ちたくなってしまいました。


不思議っ子ティエリア、どんとこーい┗(´д`┗




みたいな?(ごみ箱でも良かったんですけどね…)


重力による表面張力。
粒は丸みを帯びる。


血しょう板が黴菌が侵入する前に固まり、侵入を許さない。






「何してんだお前?」







私の観察を邪魔する気ですか。













ティエリアと待機する仮住まいに帰って来ると、夕飯の調理をしていた筈のティエリアは椅子に座ってじっとしていた。



包丁はまな板の上。
キャベツは中途半端に半分だけ切られて放置されていた。


ガスを使うまでに至らなかったのが幸いだ。




「おいティエリア」

話し掛けるが、眉が微かに動いただけで動きを見せない。






もう一度聞いた。


「何してんだお前?」





座るティエリアの横に来ると、自分の指を見詰めていると気付いた。




「って! お前指切ってんじゃん!」


「ええ。だから血しょう板が固まる様子を観察しているんです」


「何言ってるんだよ、ほら治療するぞ?!」



切った方の手首を掴むが、直ぐさま振り払われた。




良く見れば、既に血は固まり初め、溢れ出た血液はルビーの様に光っていた。




「血液が赤いのは赤血球に因るもの。
血しょう板は破損した血管の傷口を止血。ウィルスの侵入を阻止。
白血球は血しょう板が阻止しきれなかったウィルスを殺す」



スラスラと一回も噛まずに言いのける。
これは俺に言っているのだろうか?


しかし、まるで機械の様に言うのだ。





「血しょうはほぼ無色透明、人間の体は実に興味深い」




にやりと笑うのだ。
その綺麗な横顔に背筋が凍っていく。




「自分の体で人体実験すんなよ」

これが精一杯。これしか出てこなかった。




「人間は実に愚かだ。
マウスやモルモットは幾らでも科学の進歩の為だと殺す癖に、人体実験は神道に反すと批難される。

マウスやモルモットの時点で、神の域を侵しているとも気付かない」



指を眺める。
固まった血の光沢を楽しむように左右に揺らした。





「ティ、ティエ……」

名前を全て言う前に言葉が途切れた。





「一応止血した。だが手を洗う時にしみるな、絆創膏を貼ってきます」


席を立つと部屋の奥に消えた。







ティエリアが愚かな人間を神が如く嘲笑った。




ぶんぶんと頭を振る。
何を考えているんだ、俺は。








ティエリアの後を追い掛けた。


「俺もそう思うよ。でも、もう犯しちまった」



ティエリアは救急箱の場所を知らない。
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職業:
実家に帰りたい盛り
趣味:
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只今実家を離れて就職中(東北出身)

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人生最大的にガンダム00にハマった訳で。

映画終わってもまだまだ熱いもん!


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