短編１０

久しぶりに短編。
ごみ箱と迷った末に短編。


リボンちゃんがＣＢを抜ける直前、尚且つティエを知っているという
捏造
です。公式小説読んでから色んな方向に妄想が飛んでます。

---

「今日僕はとっても善い事をしたんだ」


まだスヤスヤと眠るキミも僕と同じ人間型。
なのに、君は僕等とは違う。こう、人間が遥か昔から縋ってきた天使に似ている。


「あまりにも崇高するような目で見てくるからね、慈悲で生かしてあげたんだよ。一人の子供を」

子供は愚かだ。自分が戦わされてる人形だと気付かない。


「ヒトは愚かだよ、ねえ」
低レベルな思考回路しか持っていない。

そして、僕という存在をつくりだした彼等もまた愚かだ。


君もいずれ知るんだろうか。



「じゃあ僕はもう行くね」

僕は今から世界を奪いに行ってくんだ。

「僕の代わり、頼んだよ」


代わりなんて幾らでもいるが、僕は君に僕の代わりを頼むよ。


数年後、君はガンダムに乗り、
ヴェーダを崇拝し、
マイスターを監視し、
人間の愚かさを知るがいい。

頃合いを見計らって、また君に会いに行くよ。




「またね、ティエリア」




眠る、何も知らない子供の白い手にキスを贈った。


君は僕みたいに、世界の矛盾に気付いちゃ駄目だよ？



未だ目覚めぬ同種、ティエリア・アーデに背を向けて僕は部屋を出た。


------------------------
意味不でごめんなさい！