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こちら「ガンダム00」に心奪われたブログです! 見にくいですが勘弁!愛は本物です。基本、自己満足なんで期待は禁物!
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ドラマCDより、マイスターはシュミレーションを実施していた事が判明。(アナザーですが)


そのシュミレーションの細かい用語や設定が有るのでしょうが、怖くて聞き直せないのです…。(ぉい

なので、そのシュミレーションの設定が非常に捏造してます。
尚且つ自己満足な為グダグダ極まりない。


シュミレーションネタは色んな所であるんだろうな、あさりに行きたいな♪(←




"こそーり"とどちらに置くか悩んだ末、全然おもてなので此処でいいや。(ぇ


シュミレーションを終え、スメラギに報告を終えたロックオンはシュミレーションルームにハロを置き忘れた事に気付く。
デュナメスに乗る時は必要不可欠な相棒になると言うのに、自分ときたら。


再びシュミレーションルームへ向かうと、ドアの前で誰かがうずくまっているのが見えた。

ティエリア・アーデだ。
俺が終えた時にはまだやっていたのだが、彼も終えたのだろう。


「ティエリア、どうしたんだ?」

話し掛けながら近付くと、彼が小刻みに震えてる事が分かった。

自分の腕でしっかりと体を抱きしめ、自身を必死で守っている様に見えた。



「あっ…、ロックオン……」

上げた顔は青かった。目は揺れて焦点が合わない。


「どうした、何があったんだ?」

自分と同じ様にシュミレーションしていた筈だ。

震える肩に触れようとすると、
「ひっ」
体が跳ね、拒絶された。


いつも触れようとすると嫌がるが、こんな拒否の仕方は初めてで不安を覚える。



「どうしたんだ? シュミレーションで失敗でもしたか?」

今まで失敗なんてした事が無かったから。


「いえ…シュミレーションは成功しました……でも、」

また俯いて、先程より更に縮こまり震え出す。


一体どんなシュミレーションをしたのだろう。

個々それぞれ、やるシュミレーションは違う。
本人が苦手とするシチュエーション、ミッション上一番起きそうなシチュエーションを優先的にやる。




「何のシュミレーションをやったんだ?」

「地上のミッションで……、街に潜伏した際、男に集団でお…襲われそうになった時の、回避を……」

「はぁ?」


確かに、街で所謂『カツアゲ』に遭った時の対処方法はシュミレートする。


だが、ヴェーダが作り出したこのシュミレーションは妙にリアルだが、変に現実離れしているのだ。

その差は激しく、終えた後に疑問に思う点も多々ある。





考えてる内に、ロックオンは頭から血の気が引いていくのを直に感じた。

『男達に襲われた時の回避方法をシュミレート』




「ティエリア、お前…まさかっ」

「大丈夫です、シュミレーションは完遂しました」

そんな震えた声で言われたって…。


「医務室まで運んでやっか?」

彼の体を支えようと肩に手を回す。が。

「触るなっ!」

先程同様、拒否を示す。



「…やっぱり、お前………」

「…っ、医務室に行く心配はありません。……俺は、シュミレーションを…!」


気付いているのだろうか、言いながらポロポロ零れる涙に。


「あんな男! 一発殴ってやりましたっ! ……あんな、屈辱的なっ…あんな………っ!」

自分が想像していた事が当たっていた様だ。
腕を抱きかかえる指が喰い込む様にギリギリと力む。


「なのに、体が…動いてくれないっ…! 足に、力が入らないっ…、僕は、なんて情けない……」



シュミレーションとは言え、なんて怖い目に遭ったんだろう。

俯いたまま遂に動かなくなってしまったティエリアを自然と抱きしめてしまった。
ただ、純粋に安心して欲しかったんだ。



「ん、怖かったな、よく頑張ったな」

憐れむ言葉は出てこなかった。褒める言葉しか思い浮かばなかった。


抱きしめた瞬間、俺を拒絶する様に肩が跳ねる。
身をよじり声にならない声で逃げようとする。

頭を撫で、背中を叩いてやる。
落ち着いてくれるように。



「ひっく…、ふっ」

ひゃくり上げるティエリアに言う。

「んーんー、怖かったな。泣け泣け」


上げた顔は歳相応。泣くのを必死に堪える少年の顔。
鼻も目も真っ赤。擬似音で表すならグジュグジュ。



「大丈夫。もし強姦されそうなったら俺が飛んでくから」
「…いりません」
鼻声で返って来た。


「こう言う時は泣いていんだぞ?」

「…誰が、泣くなどっ……ぅっ…」

自分を抱きしめていた腕が、ゆっくりと俺の背中に回る。


壁に預けていた体重が一気に俺に替わる。
当然ながら後ろに尻餅をついた。
今度は俺に縋る様に静かに泣き始めた。
良かった、俺がこいつを一番に見付けて。


俺はこんな状況にも関わらず、泣くティエリアを独占したいと思ってしまった。

彼が安心して泣ける様に背中を擦り続けた。











「…迷惑をかけた……」
「んーや、気にすんな」

ポンポンと頭を叩くと振り払われた。


「…出来れば、先程の俺は忘れていただきたい」
「…お前さんがそう言うのなら」

本当は墓まで持ってくつもりだけど。



「スメラギ・李・ノリエガの所へ報告してきます」

「おう」

「…すいませんでした」

「こう言う時は、ありがとうって言いな?」

「……考えておきます」


そのまま振り返らず、真っ直ぐスメラギの部屋へ行ってしまった。




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『……怖い…、怖いっ』
うんうん。
『シュミレーションなのに…、ひぅ…』
今度一発ヴェーダ殴りに行こ。
『ろっくお…ん、ふえぇ』
んーん、怖いもんは怖いんだ。


「大丈夫になるまで、いつまでもいろ」

我ながら臭い台詞を吐いたと思う。


-------------------------------


「ロックオーン?」
廊下の角からちょいちょいとスメラギが手招きしていた。


「何ですか?」
「何ですかじゃないわよー? あんた、やるじゃない!」
「な、何がですか!」

思い当たる節は一つしかないのだが。


「ティエリアが回避シュミレーションで何をされたか分からないけど、終わった直後から様子がおかしい事ぐらいは分かるわ。
監視カメラで」

「趣味悪いですよ…?」

「隅に置けないわね、ロックオン? あの様子じゃ、今晩辺り貴方の部屋に来るんじゃない?あの子」

「そんな訳…っ」

「襲われて、終わって、気が緩んだところで殴ったらしいから」

「終わって?!!」


「でも、これ個人的に一番ティエリアに推奨するミッションだから。地上に下りたら一回はあると思うからー」

手を振りながら行ってしまった。



恐怖に震えるティエリア…、守りたいと一回思ってしまった。

戦術予報士的には今晩来るらしいから、俺が迎えに行ってやろうかな?


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《ケータイからなので、一つに非常に時間が掛かる》
《山ないし、オチないし、意味なくてごめんなさい》
《ごめんない……》
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人生最大的にガンダム00にハマった訳で。

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